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図1●国内サーバー市場の推移
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図2●国内サーバー市場のメーカー別出荷金額シェア
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 国内サーバー市場の2006の出荷金額は、2005年に対して2.6%減の6741億円だった。2004年が同1.7%減、2005年は同2.1%減と減少幅はやや増えているが、3年連続の微減となったため、ようやく下げ止まりの傾向が見えてきた、とIDC Japanは分析している。

 出荷台数を見ると、2006年は2005年に対して7.8%増の61万台。3年連続の2けた成長は逃したが、順調に推移している。2006年は特にx86サーバーが好調で出荷金額は3.1%増、出荷台数が9.2%増となった。

 メーカー別の出荷金額シェアに目を転じると、日本IBMが19.8%で首位の座を3年連続で堅持した。以下、富士通(19.7%)、日本ヒューレット・パッカード(17.8%)、NEC(17.3%)、日立製作所(10.5%)と続く。上位メーカーでは唯一、出荷金額を2005年より伸ばしたのはNEC だった。今後はメーカー間の差がさらに開き始めるだろう、とIDCは見ている。