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図1●前年度に対するIT投資額の増減
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図2●最重視または重視したIT活用テーマ
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 ユーザー企業のIT投資は2007年度においても増額傾向が続き、投資目的では業務効率化や業務プロセス標準化の支援がさらに増えている。野村総合研究所が国内有力企業2963社のCIO(最高情報責任者)または経営企画担当役員を対象にした調査による(有効回答者数は519人)。

 「2007年度は前年度と比較してIT投資を増やすかどうか」を聞いたところ、「増額する」との回答が44.2%となり、「ほぼ同額になる」は35.6%になった。「減額する」が14.6%だった。

 最重視または重視したIT活用テーマについても聞いた。すると今回(2006年)の調査では「業務効率化支援」が40.7%で最も多かった。さらに「業務プロセス標準化支援」が36.4%と続いた。これらは前回(2005年)調査と比較すると明らかな増加傾向を示した。

 逆に「事業・サービス創造支援」などを重視するユーザー企業は減少傾向にある。ユーザー企業はIT活用の効果が見えやすいテーマに注力しているのでは、と野村総合研究所では見ている。