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 サンフランシスコ発--Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobsが米国時間6月11日午前10時より,「Apple Worldwide Developers Conference 2007」で基調講演を行っている。会場には,開発者や報道関係者らが次期Mac OS X「Leopard」の詳細情報や,iPhoneに関するとっておきの情報を入手しようと詰めかけている。ここではその講演状況を時間軸に沿ってお届けする。

9:58

 カリフォルニア州サンフランシスコにあるMoscone Westには,多くの開発者や報道関係者らがつめかけて,WWDC 2007の開幕を待っている。会場には,Green Day,Coldplay,U2などの曲が流れている。

10:02

 照明が落とされ,新しいPC Guyのコマーシャルが流れる。PC Guyは,Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏のトレードマークにもなっている黒のタートルネックにジーンズという格好をしながら,もう辞めたいと冗談を飛ばす。

10:05

 本物のJobs氏がステージに現れ,参加者から大喝采を受ける。5000人の開発者が集う今回のWWDCは,過去最大級だと述べる。

10:07

 Jobs氏が,Intelへの移行について,そしてこれに関係して,開発者らがいかに努力してきたかを語り始める。Intelによる貢献に感謝していることを述べ,特にIntelのCEOであるPaul Otellini氏の努力をたたえた。すると,Otellini氏が登壇する。

10:10

 Electronic Arts(EA)がMacに戻ってくることが発表される。EAの共同創業者でチーフクリエイティブオフフィサーでもあるBing Gordon氏が壇上に現れ,7月に,Mac OS X上で楽しめるタイトル4つを提供開始することを発表する。「Command and Conquer 3」「Battlefield 2142」「Need for Speed Carbon」「Harry Potter and the Order of the Phoenix」だ。

10:15

 続いてId Softwareの最高技術責任者John Carmack氏が壇上に現れ,次世代技術を今日初めて披露しようと述べる。新しいゲームエンジンがデモを通して紹介される。これは,開発者によるカスタマイズ性を高めるもので,Macに関連した発表はE3で行われることも示唆された。

10:18

 話題はMac OS XのLeopardに。Jobs氏は,これがOS Xの6回目のメジャーリリースだと述べ,10個の主要機能を紹介すると述べる。

10:19

 機能その1。Leopardには新しいデスクトップが用意されるという。新しいメニューバーやドックのおかげで,新しいバックグラウンドは,自分の選択したどんな画像にもフィットするという。デスクトップを整理するのに役立つツールも用意される。これは「Stacks」と呼ばれるという。

10:26

 機能その2。Leopardの新しいFinder機能。Spotlightが改善され,ローカルネットワーク上の他のコンピュータが検索可能な新しいサイドバーだ。また,.Macユーザーは,インターネット越しに,他のMacユーザーと文書を共有できる。また,Finderに搭載されるCover Flowのデモも行われる。

10:35

 機能その3。Quick Look。アプリケーションを起動しなくてもファイルの中身が分かる,ファイルプレビュー機能。Jobs氏は,Office文書でも,この機能が利用できると述べる。

10:37

 機能その4。Leopardはすべてが64ビット。UNIXのべース部分も64ビットだが,これがCocoaにも拡張された。Appleは32ビット版のLeopardを用意しないため,Jobs氏は,64ビットのメインストリームOSはこれが初めてだと述べる。

10:43

 機能その5。Core Animation。リッチなアニメーションを追加する,開発者向けの機能。

10:45

 機能その6。Boot Camp。これは,Leopardに組み込まれる。

10:47

 機能その7。Spaces。Leopardでは,ウインドウがグループ化され,探しているアプリケーションを見つけやすくなる。

10:49

 機能その8。Dashboard。ユーザーは株価や,天気,スポーツ試合の得点などの情報を表示するウィジェットを表示できるようになる。AppleはFandangoの映画チケット販売サービスと連携するウィジェットを追加するという。しかし,顧客はApple以外がつくったウィジェットを求めていると,Jobs氏は述べる。

10:51

 それを解決するのがWeb Clip。これを使うと,オリジナルのウィジェットを作ることができる。

10:54

 機能その9。iChat。改善されたオーディオ機能やタブ機能を使い,チャットを楽しめるようになる。Photo Boothエフェクトのほか,iPhotoの写真をiChatで共有できるiChat Theatreという機能も紹介された。Jobs氏は会場から,Appleのマーケティング担当バイスプレジデントPhil Schiller氏とiChatをしながら,新しい機能を紹介して見せた。

11:02

 機能その10。Time Machine。この機能は,2006年に初めて紹介された。この自動バックアップ機能は,バックアップ済みのファイルを過去にさかのぼって復元してくれる。ローカルのハードディスクやサーバにデータをバックアップすることが可能。またワイヤレス通信を介してバックアップを実行することもできると,Jobs氏は述べる。

11:08

 これが10個の主要機能だとJobs氏。Leopardには合計300の新機能が搭載されるという。そして本日,開発者にはLeopardのテスト用のコピーが配布されるという。Leopardは10月のリリースに向けて順調に作業が進められている。Leopardは129ドルで発売されるという。

11:08

 そしてもう1つ(But, there is one more thing)。

11:09

 それはSafari。Jobs氏によれば,ウェブブラウザSafariは市場シェア約5%を獲得しているという。Jobs氏はこの数字をもっと大きくしたいと述べる。これをどう実現するかって?答えはWindows向けのSafariを提供することだ。

11:13

 Jobs氏が「変な気分だ」とジョークを飛ばしながら,Windows XPのウィンドウを開く。そこでWindows版Safariを利用しながら,さまざまなサイトを訪問し,新しいタブ機能を披露する。同氏はここで,いろいろなウェブサイトをロードしながら,SafariとIE 7を比較して見せた。

11:15

 新版Safariのパブリックベータは,本日よりAppleのウェブサイトから提供開始される。

11:16

 そう。それから,実は話しておきたいことがもう1つあるんだとJobs氏。もちろん,iPhoneのこと。iPhoneは29日の午後6時に発売する。東部標準時か太平洋標準時刻かについては言及しない。

11:18

 Jobs氏によれば,Appleは,モバイル端末用にアプリケーションを作成する新しい方法を用意したという。これはiPhoneに搭載されるSafariエンジンをベースにしていると同氏。これにより,Web 2.0的なAJAXアプリケーションをiPhoneに完ぺきに統合することが可能になる。特別なソフトウェア開発キットは必要ない。現在標準的につかわれているウェブアプリケーションの作成手法さえ知っていれば,6月29日からアプリケーションを作り始めることができる。

11:21

 iPhoneソフトウェアを担当するAppleのバイスプレジデントScott Forstall氏が壇上に姿を現す。すべてのアプリケーションがSafari内で実行されると同氏は述べる。またiPhoneのルック&フィールを利用したカスタムアプリケーションの作成が可能になるという。Appleでは,Web標準に準拠しながら,企業内のコンタクトデータベースにアクセスできるApple Directoryを開発している。

11:25

 講演終了。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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