CNNとYouTubeは米国時間6月14日午前の電話会見において,CNNが放送予定の次期米大統領選挙候補者討論会の詳細を明らかにする予定だ。両社は「これまでの討論会史上,投票者が最も大きな役割を果せる前例のない討論会形式を提供することで協力する」と説明している。
会見に出席を予定しているのは,CNN/U.S.のプレジデントであるJon Klein氏,CNNのシニアバイスプレジデントでワシントンDC局主任を務めるDavid Bohrman氏,YouTubeの最高経営責任者(CEO)で共同創設者のChad Hurley氏,YouTubeのニュースおよび政治編集者Steve Grove氏だ。
テレビで放映される大統領補討論会のコンテンツ所有権はこれまで,番組を放映する放送局にすべての権利が帰属することになっていたが,今春この方式が大きく見直されることになった。著名な政治家やニューメディア関係者が共同で署名した書簡が民主党および共和党に送付されており,インターネットユーザーも動画を共有しオンラインで「リミックス」できるよう方式変更のサポートを要請している。ウェブサイトでコンテンツを提供できるように対応した放送局もあるが,ニュースチャンネルが動画共有サイトとこの特定の目的のため提携するのはこれが初めてとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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