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 Dellの元最高経営責任者(CEO)Kevin Rollins氏は,わずか500万ドルを受け取っただけで同社を去るはずだった。しかし,同氏は結局,その10倍近くの金額を受け取ることになるという。

 Dellは米国時間8月8日に米証券取引委員会(SEC)に提出した臨時報告書の中で,年次報告書を提出した後にRollins氏に4850万ドルを支払う予定であることを明らかにしている。同社のこの臨時報告書によると,該当の支払は,ストックオプションの代わりとして行われるという。

 1月31日にCEOの辞任を発表したRollins氏は,テキサス州ラウンドロックにある同社に1995年に着任して以来,ストックオプションとして730万株を積み上げた。Dellによれば,同氏は退社後90日が経過した8月2日以降であれば,与えられたオプションを行使することが可能であったという。しかし,SECから調査を受けており,その会計処理についてかけられた疑念を払おうと努力している最中にある同社は,Rollins氏のオプション行使を許すことができないでいた。

 Dellの広報担当者であるDavid Frink氏によると,Dellはその代わりに,Rollins氏に対して,ストックオプションを28.67ドルで行使した場合に得られたはずの金額である4850万ドルを支払うことで同氏と同意したのだという。この28.67ドルという価格は,Rollins氏のストックオプションの期限が切れる前の週の終値の平均である。

 Frink氏によると,DellはRollins氏以外にも,ストックオプションの権利を行使したが期限の切れてしまっていた現従業員と元従業員の400人に対して,同様の補償を行ったという。

 Rollins氏が辞任した際には,同氏が受け取った金額の少なさについて彼に同情した記事もあった。The Registerは,Hewlett-Packard(HP)が同社の前CEOであるCarly Fiorina氏に支払った2100万ドルと比べて,Rollins氏の受け取った額は「侮辱的」だと評した。

 Dellの株価は,Rollins氏が2004年にCEOに就任した当初,上昇した。2005年1月に42ドルに達した後,下降し始め,2006年4月以降は30ドル以下に留まっている。

 Rollins氏がCEOであった期間,DellはSECの調査を受け,また,市場シェアをHPに奪われもした。

 今では,Rollins氏に同情を寄せるのは難しいかもしれない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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