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◆編集長から

 今月の特集1はRFP(提案依頼書)を取り上げました。何事も最初が肝心。そして,RFPの作成はシステム構築の最初の難関といえます。プロジェクトを成功に導くRFPの作り方,伝え方を,実例を交えて解説しました。特集2は「謝る技術」です。おやっと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが,トラブルを起こしたときに有効なのは,まず謝ることなのです。ぜひ参考になさってください。このほか特集3は最新バックアップ製品をご紹介しました。7月号もエンジニア必読の記事が満載。日経SYSTEMSをぜひお読みください。

◆特集1「最初の難関はこう突破する RFPの作り方,伝え方」

 システム構築の提案を依頼するために作成するRFP(提案依頼書)。その作り方や伝え方に失敗し,システムの出来が悪くなったりプロジェクトが迷走したりするケースが後を絶ちません。システム導入の明快な目的を書けない,機能要求をどう記述してよいのか分からない,といった作成上の難しさがあるからです。

 提案の質的向上や価格の適正化,手戻りの減少など,RFPを活用するメリットはいくつもあります。これからはベンダー,ユーザー企業の双方がRFPを活用したシステム構築に取り組まなければなりません。そこでこの特集では,最初の難関といえるRFPの作り方,伝え方を徹底的に分かりやすく解説しました。

 特集ではまず,数多くのRFPを見てきたベテラン・エンジニアに登場いただき,ダメなRFPの典型例や,そうしたRFPによって実際に起きた悲惨な結果を座談会で語ってもらいました。そのうえで,ダメなRFPにしないためのテクニックを現場の実例とともに紹介しています。ここではRFPの事前準備や作成,レビュー/承認に欠かせないチェックリストも掲載しました。最後は,RFPを作成したあとの流れに沿って,RFPの配布や評価シートの作成,事前評価,最終評価のポイントを専門家に指南してもらっています。皆さんもぜひ,システムの出来を高め,プロジェクトを成功に導くRFPを作ってみてはいかがでしょうか?

(池上 俊也=日経SYSTEMS)

◆特集2「トラブルを最小限にする 謝る技術」

 システム開発や運用ではどうしてもトラブルがつきもの。その際,ITエンジニアにとって必要となるのが,ユーザーに対して謝ることでしょう。もしITエンジニアが謝らなければ,ITエンジニアとユーザーとの心の距離は縮まらず,トラブルの解決は進まない――。そんな事態を回避し,ユーザーと共同してトラブル解決に乗り出すために有効な,謝る技術を,特集でご紹介します。

 システム開発や運用で経験を持つベテランITエンジニアへの取材を通して,謝る技術には三つのステップがあることが分かりました。その三つのステップごとに,謝る際の注意点や工夫といった技術を紹介します。

 なかには「謝ると揚げ足を取られてしまい,もし裁判になったら不利になってしまうのではないか」と,心配するITエンジニアもいるかもしれません。ですが心配ご無用。今回取材した,システム開発や運用で経験を持つベテランITエンジニアは,誰もが「謝ることと,裁判とは無関係」と,言い切っています。ですから,この特集で紹介する謝る技術を存分に駆使して,トラブルを乗り切ってください。

(西村 崇=日経SYSTEMS)

◆連載講座

仮想化きほんのき
「余裕ある設計で実運用に備える」

図解で磨く開発ドキュメント
「開発はタスクを細かく分割する」

コミュニケーション・スキル再入門
「プロマネに必要なスキルとは?」

ほか3講座