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 ディサークルはグループウエアやワークフローなどの機能を統合したソフト「POWER EGG」の新バージョンを8月に発売する。「社員に気付きを与える」という基本を忠実に守り、インタフェースを大幅に強化した。2000年以来、絶えず製品強化や“ファン作り”に取り組んできたことが息の長い成長につながっている。



 WebベースのEIP(企業情報ポータル)であるPOWER EGGの顧客数は今年6月末時点で976社、18万7430ライセンスである。中堅・中小企業を中心に年平均120社のペースで伸びているという。

 POWER EGGの最大の特徴は、受発注管理や販売管理といった基幹業務システムとデータをやり取りし、必要な情報をプッシュ型で配信する点。「社員に『今、自分に必要な行動は何か』を気付かせるためのシステムだ」と、濱野宏和 常務取締役開発・技術統括は製品のコンセプトを語る。

 POWER EGGの原型は、ディサークルの親会社で化学品や電子部品などの製造・販売を手掛ける三谷産業が開発した社内システムである。目的は、最新情報を全社員へ周知徹底したり、顧客対応など営業を支援したりすることだった。システムの目玉だったのが、「アシストメッセージ」機能だ。基幹業務システム上のデータがあらかじめ設定した基準値を超えると、現場の担当者にそのことを通知し、注意を促す。例えば販売管理システムの受注データの推移を基に、営業担当者のポータルサイトに「○×社は与信枠の90%を超えています」と表示する。

4分割の画面構成は変えない

 この社内システムの開発コンセプトを受け継ぎ、外販用のパッケージソフトとしてPOWER EGGは開発された。開発スタッフが当初から徹底しているのは、「気付きを与える」ためのユーザーインタフェース(UI)にすることだ。

 一例が、ポータルサイトの画面を4分割にする構成を継続している点。アシストメッセージを常に左下に表示し、周辺に予定表や電子会議室、社内掲示板を配置するようにしている。「人間はパソコンの画面を見る際に、目線を左上から“Z型”に動かす。特に左下を見る際に注意を払う」という考えからだ。



本記事は日経ソリューションビジネス2008年7月30日号に掲載した記事の一部です。図や表も一部割愛されていることをあらかじめご了承ください。
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