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◆編集長から

 ITエンジニアを応援する月刊誌「日経SYSTEMS」。今月の特集1はプロジェクトのトラブル回避術を取り上げました。キーワードは“予兆”。トラブルの多くは最初に兆候が表れるものです。それをとらえてトラブルを未然に防ぐ方法をご紹介します。特集2はマインドマップをシステムの開発/運用に活用する事例集。意外な使い方が参考になります。特集3はSOAシステムの開発基盤となるBMPツールについてまとめました。このほか,MySQL最新版の検証,検疫ネットワークの図解,好評の連載講座群など,今月も日経SYSTEMSは必読です。

◆特集1「できるプロマネの“技” 予兆をとらえてトラブル回避」

 計画を綿密に立案し,想定されるリスクを洗い出して対策を講じた上でプロジェクトをスタート。もしそうできたとしても油断はできません。プロジェクト開始後に「メンバーが担当している作業が思うように進んでいない」「ユーザーから仕様変更の要望が相次ぐ」といった,不測の事態に直面することが少なくないからです。

 プロジェクト開始後に発生する不測の事態がトラブルに発展しないようにするには,スケジュール表を使って進捗状況をしっかり管理することは大事です。ですが,管理されている進捗がプロジェクトの実態をすべて反映しているとは限りません。できるだけ早目にプロジェクト内部でのトラブルに発展しそうな「予兆」をとらえることも大切なのではないでしょうか。そこで今回,一風変わったプロジェクト・マネジメントの特集記事を企画しました。

 現場のプロジェクト・マネジメントに長けたITエンジニアに取材を敢行。トラブルに直結しそうな予兆とは何かを探りました。特集記事では,プロジェクトに参画するメンバーやユーザーの言動を中心に七つの予兆を紹介しました。いずれも直感的にはトラブルとは思えないものに絞りました。

 また,予兆をとらえやすくする第一歩は,現場から情報をできるだけ多く収集することだと,取材を通して明らかになりました。そのコツを「予兆を見つける情報収集術」として紹介します。さらにリスクマネジメントの専門家に「予兆の発生源とチェックポイント」を解説してもらいました。「どんな発生源があって,それらからの予兆をどんなタイミングで把握するか」が分かりやすくまとめられています。プロジェクト中のトラブルに悩むITエンジニアには必読の内容です。

(西村 崇=日経SYSTEMS)

◆特集2「分析/設計からテストまで マインドマップ活用術」

 「仕様書に問題がないか分析したい」「テスト項目を漏れなく洗い出したい」「障害への対策状況を管理したい」──。システム開発や運用の現場で,情報を整理・分析したり,アイデアをまとめたりする場面は多岐にわたります。そのとき,頭の中で考えたことを,いきなり理路整然と文書にまとめるのは簡単ではありません。思い付くことを次々と書き出し,並べ替えたり取捨選択したりしながら書類を仕上げていくはずです。

 こうした情報の分析や整理に役立つのが,「マインドマップ」です。マインドマップは英国のTony Buzan氏が考案した思考技術で,中心に置いたテーマから放射状の枝でキーワードをつないでいく記述法が特徴です。キーワードの連想で発想を広げる「発散」,情報を階層化して整理できる「収束」の二つの側面を持つ手法として,ここ数年,注目度が高まっています。

 マインドマップは,自分のやるべき仕事をリストアップしたり,アイデアをメモして整理したりするのに利用できます。ただし,個人で使うだけではもったいない。マインドマップは,開発や運用の多くの場面で,チームでの情報分析や情報共有に活用できるのです。

 今回の特集では,「プロジェクト管理」「分析/設計」「テスト」「運用/保守」──の四つの場面に分けて,マインドマップの活用術を紹介します。実際のIT現場の事例から分かった活用のポイントを,ぜひ参考にしてください。

(森重 和春=日経SYSTEMS)

◆連載講座

仮想化きほんのき
「広がる仮想化技術の適用範囲」

図解で磨く開発ドキュメント
「出たとこ勝負のテストは危険」

コミュニケーション・スキル再入門
「転職を考えるITエンジニアに必要なスキル」

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