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◆編集長から

 ITエンジニアを応援する月刊誌「日経SYSTEMS」。今月の特集1は,現行システムの中身をきちんと知る方法を取り上げました。ブラックボックス化が進んでしまったシステムを再構築したり改修したりする場合,まず“見える化”から始める必要があります。特集2は交渉術。ITエンジニアも仕事の上で身につけるべき大事なスキルの一つです。そして特集3はプロジェクト管理ツールの機能と活用法を探りました。工事進行基準の適用で,ツールの出番が増えそうです。検証ラボは注目の仮想化機能 Windows Server 2008 Hyper-Vの実力をチェック。連載講座も絶好調。今月も『日経SYSTEMS』は必読情報が満載です!!

◆特集2「ユーザーと互いに納得できる 交渉術」

 システム開発の現場では,仕様追加やコスト超過,スケジュール遅延など,さまざまな問題が発生します。ITエンジニアはその都度,ユーザーをはじめとするプロジェクト関係者と,問題解決のために「交渉」をしていく必要が出てきます。

 また,ITエンジニアが行う開発現場での交渉の相手は,プロジェクトを協力し合いながら進めていく関係者です。それだけに,ITエンジニアは,自分のできる範囲を踏まえながらも,交渉相手にも理解を得ることを目指して交渉していく必要があります。もし交渉がうまくいかなければ,プロジェクトを進めることはできません。

 そこで特集2では,交渉相手の理解を得ながら交渉を進めるコツを紹介します。取り上げる交渉の相手は,ITエンジニアの交渉相手になる機会が多いユーザーを主に取り上げます。ベテラン・エンジニアへの取材を基に,「Noから始めない」「その場で回答する」など七つの方法を紹介します。それぞれの方法ごとに,交渉の実例を紹介していますので,交渉を実践する際の参考にしていただけます。

(西村 崇=日経SYSTEMS)

◆特集3「工事進行基準の必須アイテムに プロジェクト管理ツール」

 企業のコンプライアンス(法令順守)の重要性が叫ばれるなか,来年4月以降の会計年度から,受注型ソフトウエア開発の会計基準が「工事進行基準」に移行します。工事進行基準は,プロジェクトの完了を待たずに売り上げと利益を分割計上していく会計基準。工事進行基準では,プロジェクトごとに完了までの総原価を精度高く見積もり,進捗率を正しく計測することが求められます。

 そのための“道具”として,プロジェクト管理ツールの重要性が改めてクローズアップされています。プロジェクト管理ツールでは,作業項目を細部まで分解したWBS(Work Breakdown Structure)を作り,実績を入力して進捗を管理することができます。工事進行基準においては,プロジェクトに問題が発生すれば,人繰りも考えながらWBSを組み直し,総原価を見積もり直す必要があります。このスケジュールの組み直しにプロジェクト管理ツールが有効なのです。

 プロジェクト管理ツールの分野では,工事進行基準のほか,新しい特徴を持つ製品が続々と登場しています。各プロジェクトへのIT予算の割り当てを最適化する「ポートフォリオ管理機能」への対応,そして,いつでも手軽に利用できる「SaaS(Software as a Service)型ツール」の登場です。

 記事の中では,工事進行基準への対応,ポートフォリオ管理,SaaS型という三つの特徴を実際に生かした具体的な導入事例を紹介しました。「プロジェクト管理には,ExcelでWBSを保守していれば十分」。そんな意識を持っている方は多いのではないでしょうか。具体的な事例から,最新のプロジェクト管理ツールがどう現場に役立つかをお伝えします。

(安東 一真=日経SYSTEMS)

◆連載講座

手戻りなしの要件定義
「アンケート・カードの使い方」

誰も教えてくれなかった 勉強の技術
「情報処理試験を利用する」

アーキテクチャ きほんのき
「パフォーマンスを向上させる」

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