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 CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)ソフトの営業支援分野で、日本オラクルとセールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)が、激しいトップ争いを繰り広げている。

 調査会社のアイ・ティ・アールが2008年7~8月に実施した調査によると、2007年度の出荷金額が1位だったのは日本オラクルで、シェアは18.1%だった。2位はセールスフォースで、シェアは17.9%。差は0.2ポイントである。

 「2008年度の状況を見ると、両社がいつ逆転してもおかしくない」とアイ・ティ・アールの甲元宏明シニア・アナリストは見る。

 「2007年度と2008年度の日本市場での売り上げを比べると、Oracle CRMシリーズの一つであるSiebel CRMは74%増と好調。Oracle CRM On Demandも350%増に達した。これからもトップであり続ける」と、米オラクルのアンソニー・ライCRM担当シニア・バイスプレジデントは強気だ。

 セールスフォースも負けてはいない。「SaaS(ソフト・アズ・ア・サービス)というサービス形態では当社はトップにあると自負している。CRMソフト市場全体でもナンバーワンになる」と榎隆司執行役員は宣言する。

品ぞろえで勝負するオラクル

 両社の営業支援ソフトは、営業担当者の訪問スケジュールや商談の進捗状況を一元管理する機能を備える。業務の効率化だけでなく、商談の状況を分析することで受注増につなげることが狙いである。さらに、マーケティング活動の支援や受注後に必要なコールセンターなどのサポートサービスの機能もある。

 両社の製品戦略で異なるのは、提供形態と他のシステムとの連携機能だ。



本記事は日経ソリューションビジネス2009年1月15日号に掲載した記事の一部です。図や表も一部割愛されていることをあらかじめご了承ください。
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