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 Intelは,保険会社American Guarantee and Liability Insurance(AGLI)が保険契約に違反したとして,同社に総額5000万ドルを求める訴えを提起した。

 Intelによると,AGLIは,Intelがライバル会社Advanced Micro Devices(AMD)と消費者に起こされた独占禁止法訴訟に関連した弁護費用に対する支払いが不履行だという。

 カリフォルニア北地区連邦地方裁判所に先日提出された訴状(PDFファイル)でIntelは,同社が他の保険会社2社から受け取った総額6600万ドルの保険金を使い果たした後,AGLIは自ら進んでIntelの訴訟費用の支払いを開始しなかったと主張している。

 Intelは,AGLIと総額5000万ドルの保険契約を結んでいる。同社は,2001年4月から2002年4月にかけて,複層構造を成す包括的な損害賠償保険を複数の保険会社から購入していた。そして,IntelのライバルであるAMDと消費者が2005年半ばに,Intelが同社マイクロプロセッサの販売,販促,マーケティングにおいて反競争的行為や不公正な商取引を行ったとして同社を提訴した。

 Intelの訴状によると,Old Republic Insuranceが包括的損害賠償保険契約に基づき,最初の弁護費用として1600万ドルを支払い,さらにXL Insurance Americaがアンブレラ保険に基づき,第2層となる5000万ドルの保険金を支払ったという。

 Intelによると,AGLIは,Intelが他の2社からの保険金を使い果たしたら直ちにIntelの弁護費用の支払いを開始する義務があったという。IntelとAGLIとの契約では,AGLIはIntelに対し,総弁護費用および/または損害賠償補償として5000万ドル支払うことになっている。

 IntelはAGLIに対する訴状で,次のように述べている。

 AMD訴訟の(原告側の)訴状には,AGLIとの保険契約期間である2001年から2002年の間に,Intelがマイクロプロセッサの販売,販促,マーケティングにおいて不公正な商取引および反競争的行為を行ったと書かれている。それに応じて,保険契約の中の「Advertising Liability(広告賠償責任)」条項に基づき,AGLIがIntelに保険金を支払わなければならなくなる可能性が生じる。

 Intelは訴状で,さらに次のように述べている。

 AMD訴訟により,保険金支払い義務が生じる可能性が明らかであったにも関わらず,AGLIは即座に支払いを拒否した。その結果,IntelはAMD訴訟において,AGLIとの保険契約に基づいて受け取れるはずの保険金を受け取ることなく,自己弁護することを余儀なくされた。

 Intelは裁判所に対し,AGLIには,AMD訴訟においてIntelを弁護する義務および損害賠償と利子を合わせて5000万ドルをIntelに支払う義務があるとの判断を下すよう求めている。

 一方,AGLIはこの件に関するコメントは控えた。