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 iTunes Storeの全楽曲を近々DRMフリーにするというAppleの発表を受け,iTunes StoreにおけるDRMの適用について,欧州で最も強硬に批判を続けていたノルウェーが,不満の申し立てを取り下げることになった。

 ノルウェーの消費者オンブズマンであるBjorn Erik Thon氏は現地時間2月4日,同国の市場評議会(Market Council)において,iTunes Storeに対する不満の申し立てを取り下げると述べるとともに,フランスの報道機関であるAFP通信に対して「彼らを追求する理由はもうない」と述べた。ノルウェーは欧州諸国のなかでも特に,DRMテクノロジを使用して,iTunes Storeで販売されている楽曲をiPod以外の機器で再生できないようにするというAppleのやり方に対して批判の声を上げていた。

 しかし,AppleはMacworld Conference & Expo 2009において,iTunes Storeのカタログにある全楽曲を2009年4月末までにDRMフリーで販売するという計画を発表した。このことは,iTunes Storeから購入した楽曲が,iPodだけではなく,AACファイルに対応したすべての音楽プレイヤーで再生できるようになるということを意味している。

 Appleのこの動きによって,フランスやスウェーデンといった他の欧州諸国で起こっている,iTunes Storeに対するさまざまな運動も終わりを迎えることになるだろう。フランスは数年前,Appleを始めとする企業に対して相互運用性を強制する目的で,DRMテクノロジの情報を競合企業と共有させる条項を含む法律を制定しようとしたが,最終的にその条項は削除されることになった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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