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 日立製作所が引き続き好調、NECが復活――。本誌恒例の「パートナー満足度調査」を通じて、このことが明らかになった。
 ブレードサーバーやセキュリティ製品、データベースソフトなど13部門のうち、日立は4部門を制覇。前回は無冠だったNECは2部門で首位に立っている。
 今回の調査では、たとえトップであっても安泰ではないということが分かった。商材別の総合満足度を見ると、八つの部門の得点が下がっている。景気の後退に伴い、パートナー企業のメーカーに対する目は厳しさを増している。



 前回5冠を達成した日立製作所が、今回も引き続き強さを見せつけた。ブレードサーバーとストレージ、ネットワーク/システム運用管理ソフト、アプリケーションサーバーの4部門を制したのだ。

 NECは、PCサーバーで首位を奪還。前々回1位だったのが前回は3位に後退。今回は、その雪辱を果たした。同社はUNIXサーバーでもトップに立っている。

 前回2部門で1位になった富士通は、UNIXサーバーと法人向けデータ通信サービスの分野でトップの座を奪われ、無冠に終わった。

景気後退でパートナー満足度も落ちる

 商材別の総合満足度を見ると、トップ3の顔ぶれは前回と変わらない。1位がUNIXサーバー、2位がネットワーク機器(前回3位)、3位がPCサーバー(前回2位)だ。

 4位以下は、若干の変動があった。データベースソフトは、前回の9位から6位に上昇。セキュリティ製品(前回13位)も11位になった。逆に、ERP(統合基幹業務システム)など基幹業務ソフト(前回7位)は、12位に下がっている。

 順位以外でも注目すべきことがある。商材別の総合満足度の点数が、全体的に下がったことだ。13商材のうち八つの総合満足度の得点が落ちた。メーカーに対するパートナー企業の評価は、前回よりも確実に厳しくなっている。

 最も下げ幅の大きかったERPなど基幹業務ソフトは、前回の6.17点が5.81点になった。このほかUNIXサーバーやストレージ、アプリケーションサーバー、IP電話システムなども同様だ。得点が上がったのは、ブレードサーバーとPCサーバー、ネットワーク機器、データベースソフト、セキュリティ製品である。

 このような結果になったのは、経済情勢と関係がありそうだ。今回の調査の実施時期は2008年10月下旬から11月下旬で、景気後退の始まった時期と重なる。

 不況に苦しむパートナー企業が、好況期よりも手厚い支援を、メーカー/キャリアに望むのは当然のことだ。つまり、前回調査の時よりも、パートナー企業のメーカー/キャリアに対する期待値が上がっている、といえる。

 こうした状況では、メーカー/キャリアが従来通りの支援策を実施していたとしても、満足度は落ちてしまうだろう。今は「100年に1度の不況」だ。メーカー/キャリアはもう一度、パートナー企業の声に耳を傾ける必要がありそうだ。



本記事は日経ソリューションビジネス2009年2月15日号に掲載した記事の一部です。図や表も一部割愛されていることをあらかじめご了承ください。
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