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 膨大なデータを意味する「ビッグデータ」に関心を寄せる企業が増えている。マーケティングや経営判断のために既にBI(Business Intelligence)ツールで活用している定型データだけではなく、センサーデータやインターネット上にあふれているソーシャルメディアデータ、動画データ、音声データなども使い方次第では大きな価値を生み出すことが分かってきたからである。

 従来、膨大なデータは気象予測や宇宙開発のためのデータ分析といった目的で、スーパーコンピュータなど特殊なシステム上で取り扱われることが多かった。それがここにきて、サーバーの性能向上や安価な大容量ストレージの登場、ネットワークの高速化、並列処理技術の進展などにより、安価なシステムでも扱えるようになった。

 特に、オープンソースで開発が進められている分散処理基盤ソフトウエアのHadoopなら、比較的安価にビッグデータを処理可能である。しかも、サーバー数台の小規模なシステムでスタートし、必要に応じてサーバーを増やすことにより性能や容量を拡張できるので、スタートのハードルが低い。

 こうした利点が高く評価され、Hadoopに注目が集まっている。しかし、いざHadoopによる分散処理基盤を作って運用しようとすると、いくつかの課題に直面する。例えば、機器の調達や導入に手間がかかる。数台のサーバーで始めるにしても、設置したサーバーにOSを導入し、ネットワーク設定を行い、Hadoopをインストールするとなると作業は煩雑で、時間がかかる。また、無事稼働にこぎ着けたとしても、その後は安定稼働するようにシステム監視や運用を行わなければならず、担当者に作業負担が重くのしかかる

 JSOLの三木大知氏(開発統括本部 SI開発本部 プロジェクト開発部)は、「クラウドの利用が、こうした課題を解決する鍵となる」と説明する。クラウドなら、いつでもどこからでも、ボタン一つでサーバーを容易に調達できるからである。また、面倒な監視・運用をクラウドサービス事業者に代行してもらえる。

 クラウドがもたらす柔軟で迅速な機器調達のあり方や監視・運用作業からの解放は、Hadoopを導入して活用する敷居を大幅に下げてくれる。XDev2012では、「Hadoop×クラウド」による分散処理基盤の構築、運用に精通している三木氏が、クラウドでHadoopを使うポイントや実際の事例、Hadoopが今後のシステム開発に及ぼす影響について解説する。ぜひ参考にしていただきたい。

クラウドではじめるHadoop
―― 分散処理基盤を3日で構築する秘訣を伝授
JSOL 開発統括本部 SI開発本部 プロジェクト開発部 三木 大知 氏
JSOL 開発統括本部 SI開発本部 プロジェクト開発部 三木 大知 氏

【講演概要】 ビッグデータの活用が、エンタープライズ分野においてもビジネス上の大きなテーマになっています。それを実現するには、ビッグデータを効率よく扱え、数千台規模への拡張性を持ちながら、無料で使えるHadoopで分散処理基盤を構築するのが近道といえます。しかし、いざHadoopを使おうとすると機器の調達や設定、運用など高いハードルが待ち構えています。それらハードルを越えるカギがクラウドです。「Hadoop×クラウド」という最強タッグがもたらす現実解について説明します。

■ 11月7日(水)14:55-15:35 A会場
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