NC特集
目次
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「マイナンバー改革」に備えよ
法案成立で沸き立つ期待と不安
2013年5月24日、国民一人ひとりに固有の識別番号を割り当てて社会保障給付や納税を管理できるようにする「共通番号(マイナンバー)法」が可決された。「社会保障・税の一体改革」のための情報基盤を構築し、国と地方自治体の行政システムを初めて連携させる。各個人が利用可能な制度をプッシュ型で案内できるように…
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もうサイバー攻撃は防げない
ヤフー、goo、JINS… 被害続出で常識一変、「事後対応」へシフト
ヤフーは5月17日、最大2200万件のIDが流出した可能性があると公表した。JR東日本、NTT東日本、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、ポータルサイト「goo」のNTTレゾナント、「JINS」ブランドの眼鏡を製造・販売するジェイアイエヌなどが、この3月以降にサイバー攻撃の被害に遭った。巧妙さを増…
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IT投資こそ成長エンジン
207社が回答、第1回「イノベーション経営調査」
企業のIT投資が、業績向上とイノベーションの活性化にどれだけ寄与しているのか――。 IT活用による付加価値創出の実態を調査するため、本誌は早稲田大学などと共同で「イノベーション経営調査2013」を実施し、207社から有効回答を得た。表は、IT投資の内訳や業績推移などを採点し、回答企業の偏差値をラン…
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躍り出る社内SNS
“つながり”で知恵を創る、業務を変える
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を社内で活用する企業が急増している。異なる拠点や社外で働く従業員同士が、対面と同じ感覚でやり取りできるようにして、密な情報交換・共有を可能にする。社内に新たな気づきやアイデアの土壌を生み出すのが狙いだ。成果を上げた先進事例を基に、SNS活用の最前線を探…
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さあ、運用を変えよう
改革を拒む情シスに居場所なし
情報システム部門は今、大きな岐路に立たされている。クラウドや、新しいタイプの運用管理ツールが登場したことで、「システムの安定運用」という既存業務の大半を、人手からプログラムに置き換え、自動化できるようになったからだ。運用担当者を大幅に削減するユーザー企業も増えている。情報システム部門は今の運用スタイ…
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ビッグデータの「初動」3原則
まだ間に合う、全社最適への体制作り
全社でビッグデータ活用に取り組むことを決めたら、システム部門は初期段階で、どのような役割を果たし、どう行動するべきなのか。パナソニックやNTTぷららなど最近本腰を入れ始めた企業や、楽天、リクルート、大阪ガスといった先進企業への取材から、「初動」の3原則が見えてきた。社内での立場や利用部門との関係構築…
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強い企業は逆境でも勝つ
ITで創るイノベーション経営の真髄
国内市場が縮小する中、日本企業には二つの課題が突きつけられている。ビジネスのイノベーションとグローバル化だ。特にイノベーションは、国内で勝ち残り世界と戦うために必要不可欠。ビジネスモデルを創り、ビジネスプロセスを磨き、経営を革新する。この特集では、そんなダントツのイノベーションを実現した企業経営者に…
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スマホファーストで変革を起こす
もうPCで利用するシステムは作らない。作るとしてもスマートフォンで利用するシステムを優先する――。ユーザー企業において、システム企画・開発の優先度が大きく変わろうとしている。PC向けのついでにスマホ向けを開発するのではなく、スマホ向けを主流に据える「スマホファースト」に取り組む企業が増えている。スマ…
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UX(ユーザーエクスペリエンス)で跳べ!
「使いたくなるシステム」に挑んだ企業
ユーザーに楽しさや驚き、心地良さを与え、「ぜひまた使ってみたい」と思わせる。こうした「UX(ユーザーエクスペリエンス)」を重視して情報システムを開発・活用する企業が相次ぎ登場している。売り上げを倍増させた成功事例も出てきた。ただ、UX重視のシステム開発では思い切った発想の転換が不可欠。ユーザーを中心…
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儲けるシステムはASEANで作る
ベトナム・フィリピン・ミャンマーで、もっと安く速く
売り上げ拡大に直結する「儲けるためのシステム」は、ベトナムやフィリピン、ミャンマーで安く速く作る――。これが2013年の新常識となりそうだ。コスト競争力に優れ、ネット系アプリやスマートフォンなどの新技術に強く、若手も豊富なASEAN(東南アジア諸国連合)。そのパワーを取り込み競争力強化に挑んでいる先…
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クラウドファーストが常識に
ユーザー企業、100社の選択
まずはパブリッククラウドでできないか──。システムを構築する際に、パブリッククラウドを第一の選択肢とする「クラウドファースト」が、日本でも常識になりはじめた。本誌がユーザー企業100社に取材や調査を行ったところ、製造、流通、外食といった様々な業種の企業が、クラウドファーストを実践していることが判明。…
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ビッグデータで挑め
イノベーションを起こす三つの鉄則
ビッグデータを活用し、新たな事業領域に参入したり、競合他社が追随できないビジネスモデルを創出したりする企業が相次いでいる。リクルートや花王、エイチ・アイ・エス、DeNAや三菱重工業といった大手企業だけでなく、地方の中堅・中小企業も勝機をつかみ始めた。 とはいえ、ただ漠然と大量のデータを集め分析して…
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強い「IT職場」の作り方
創造力&効率アップの鍵は女性にあり
IT関連の職場で女性の活用・登用に力を入れる企業が増えている。少子高齢化の中で労働力を確保すること、優秀な社員の流出を防ぐことなどが直接の狙いだ。だがその本質は、創造力にあふれ効率的な職場を実現することにある。 本誌が女性活用の取り組みを取材して得た結論は一つ。「優れた職場とは、女性が活躍している…
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「超上流」で現状打破
IT主導で始めるイノベーション
市場は先行き不透明、既存事業も先細りする一方──。厳しい現状の打破に向けて、ビジネス分析やシステム化計画などの「超上流」を見直す企業が増えている。大胆な発想のもと、事業の立て直し策や新たな製品/サービスを生み出す「イノベーション」の実現が狙いだ。「デザイン思考」をはじめとする新たな手法も相次ぎ登場。…
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認証“改革”待ったなし
情報システムの根幹である「認証」が、危機に瀕している。消費者が複数のサービスでIDとパスワードを使い回すようになった結果、ID乗っ取りの被害が頻発している。業務システムは、社外からの接続には強固な認証を求める一方、社内ではパスワードを部署内で共有しているなど、ずさんな運用が許されたまま。これでは重…
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新時代エースの条件
今の日本企業が最も必要としているもの。それは資金でも技術でもない。エース級の人材だ。理由は明白。過去にエースとされていた人材像が、時代に合わなくなってきたからだ。 では、新時代のエースに求められる条件とは何か。 一言で言えば、ITを使ってビジネスにイノベーションを起こすことだ。新しいビジネスを立ち…
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世界最適のシステム“立地”戦略
安く安定した高速回線とクラウド型のシステムが当たり前になった今、日本中、世界中のシステムを集約する動きが盛んになっている。 集約先は必ずしも日本とは限らない。ソニー、サントリー、OKIデータ──。彼らは日本で使うシステムを、アジアのデータセンター(DC)に移設した。シンガポール、マレーシア、タイ、…
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蘇生 日本IBM
「グローバル統一」で反転攻勢
日本IBMを“蘇生”する──米本社で経営戦略立案の責任者を務め、5月に社長に就任したマーティン・イェッター氏の最大の役割がこれだ。日本IBMは最盛期に比べ、売上高が半減。「チャレンジ精神を失ったのではないか」と顧客やパートナーの評価も厳しい。イェッター氏はIBM全体の強みを最大限生かすことで、日本I…
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一歩踏み込む協業モデル
ユーザーがベンダーに資本参加
ユーザー企業からITベンダーに協業を仕掛け、ITを活用した新たなビジネスを生み出すケースが増えている。一例が2012年8月、印刷国内最大手の大日本印刷が日本ユニシスと資本提携を結び、筆頭株主となったことだ。日本ユニシスが持つクラウドや技術者、ノウハウといったリソースを活用し、様々なアイデアをビジネ…
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公私混同のススメ
私物解禁! 今どきのBYOD
私物のスマホやタブレット端末を業務で利用するBYOD(ブリング・ユア・オウン・デバイス)が新展開を見せている。仕事を円滑に進めるために、オンラインストレージやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など、個人が契約したクラウドサービスを私物の端末から利用するビジネスパーソンが増えているのだ。…
日経クロステック Special
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