NC特集2
目次
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新フラッシュストレージ
秒間100万I/Oの超高速に挑む
フラッシュメモリーを活用したストレージ製品が猛スピードで進化している。専用OSを搭載し、信頼性や性能を格段に高めた「PCIeカード型」や「オールフラッシュアレイ」などだ。これら新分野では、新興ベンダーがいち早く製品を投入し、老舗ベンダーが対抗する展開となっている。フラッシュメモリーが変えるストレージ…
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急増するAmazon互換クラウド
国内16社の実力を徹底検証
「Amazon Web Services(AWS)」がIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)のデファクトスタンダード(事実上の標準)となった今、様々なベンダーが「Amazon互換クラウド」の提供にしのぎを削っている。日本で16社が提供するAmazon互換クラウドの実力を検証しよう(…
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新ビジネスを生み出す ベンダー7社の「垂直統合マシン」
ハードとソフトを工場で組み合わせて一体で提供する「垂直統合マシン」。2013年4月に発表したNECを加え、主要ベンダー7社の製品が出そろった。IaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)やPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)の構築にかかる、コストやリスクを減らせる。モバイル対応…
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ビジネスを変えた“AR”
ユニクロやグーグルが本気になる理由
現実の風景の中に仮想的な物体やネット上の情報などを重ね合わせて表示する「拡張現実(AR)」。これまで“物珍しさ”で注目を集めていたが、いよいよ実用期に入ってきた。ユニクロや大林組など幅広い業種で、業務の効率化や省力化などの実績を出し始めている。米グーグルなどのITベンダーもARの将来性に目をつけ、様…
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新興ITパワーの衝撃
知られざるオフショア第三勢力
バングラデシュ、ラオス、カンボジア――。日系企業のオフショア委託先として先行する「第一勢力」の中国・インドと「第二勢力」のベトナム・フィリピンに続き、「第三勢力」が台頭しつつある。現地取材を交え、知られざる新興ITパワーのコスト競争力や技術力の実態を探る。(岡部 一詩)
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再生、CRM
SNS・スマホ生かす「情報連携基盤」へ
CRM(顧客関係管理)システムの「再生」が喫緊の課題として浮上している。契機はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やスマートフォンの爆発的な普及だ。SNSやスマホから得られる情報を社内システムに蓄積した情報と組み合わせ、売り上げアップに生かす。既存のCRMを見直し、新CRMを実現する必要…
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シェア拡大モデルはセンサーで作る
国内企業が価格競争を仕掛け、製品シェアを拡大できる時代は既に終わった。今後求められるのは、IT、特にセンサーを賢く使いこなすことだ。競合が見逃した現場の情報を収集し、いち早く在庫管理や販売戦略などの経営計画に反映させる。センサーを活用して利益を犠牲にせずにシェア拡大に挑む、5社の戦略を紹介しよう。(…
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第6回 クラウドランキング
8サービス、1社を初選出
6回目となる「クラウドランキング」。今回は「ベストサービス」に8サービス、「ベストブランド」に1社が初めて選出された。新顔のベストサービスには「KDDI クラウドプラットフォームサービス」「kintone」などが、ベストブランドにはシスコシステムズが名を連ねた。 企業への普及に伴ってクラウドサービ…
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IT部門主導のイノベーション
経営と現場を巻き込む「成功シナリオ」の作り方
企業のIT投資が、既存の基幹系システムの再構築から、新規事業や、業務の大きな変革をもたらす「イノベーションに資するIT」にシフトしている。IT部門にも、こうしたビジネスのイノベーション実現を後押しする役割が求められるようになってきた。その期待に応えるには、ITの知見だけでなく、ビジネスの現場や経営陣…
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富士通が5冠達成、7部門でトップ交代
第15回 パートナー満足度調査
15回目となるパートナー満足度調査では、前回無冠の富士通が躍進。全16部門のうち5部門で満足度1位を獲得した。これに続くのが4冠の日立製作所だ。前回の調査と比べると、7部門でトップが交代した。ハード/ソフトメーカーに代わってユーザー企業に製品・サービスを納める「パートナー」企業による評価は、ユーザー…
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再考!ERPの価値
世界統一で「俊敏なグローバル経営」を具現化
グローバル対応は大多数の日本企業にとって喫緊の課題。カギを握るのは、「経営に必要なデータ全てを一元化する」「グループ全体の業務の流れを標準化する」といったERP(統合基幹業務システム)の特徴を最大限に生かすことだ。「俊敏なグローバル経営」の実現を目指し、世界統一のERP導入を進める先進企業3社の事…
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「軽い」内製
システム開発の常識が変わる
ユーザー企業自らが高いスキルの要員を抱え、システムをじっくり開発する。こんな内製のイメージが変わりつつある。もっと手軽に実行できる「軽い」内製に乗り出す企業が増えているのだ。クラウドやアジャイルなど新たな技術や手法が後押ししている。5社・組織の事例から実態を探る。(浅川 直輝)
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急変、中国ビジネス
ITは「尖閣ショック」を乗り越えられるか
沖縄県の尖閣諸島を巡り、悪化したままの日中関係。デモや暴動が収まったあとも政治的な対立は続き、中国市場へ進出した日系IT企業に「入札がキャンセルされる」「プロジェクトが延期になる」などの影響を及ぼしている。各社が中国で直面している問題と、チャイナリスクをどう乗り越えようとしているのかを追った。
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選択の決め手
企業向けタブレット端末
iPadの牙城に挑むように、企業向けタブレット端末が続々と登場してきた。Windows 8搭載機やAndroid端末がそれで、堅牢性やセキュリティ、運用管理のしやすさで企業ニーズに応える。製品選択のポイントを解説する。(高槻 芳)
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アジアで再起動
新市場開拓を支えるシステム刷新の勘所
チャイナリスクに直面した日本企業は、アジア戦略の見直しを迫られている。中国一極集中から脱却し、“ネクストチャイナ”を担うアジア市場を本格的に開拓する必要があるからだ。開拓地のオペレーションを支えるため、アジア拠点のシステムの再整備に動き出した企業も出てきた。先行8社の実例を基に、アジア市場を支えるシ…
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仮想デスクトップの値段
メリットは多いが、とにかく導入費用が高い──そんな「仮想デスクトップ」に価格破壊を仕掛ける製品が登場してきた。目指すは“PC並み”の値ごろ感。サーバー環境の構築、端末の選択が「仮想デスクトップの値段」を決める。先行企業は、ソフトやハードを選び抜き、サイジングに知恵を絞る。仮想デスクトップの費用と効果…
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インテルに挑むIBMとアーム プロセッサ陣取り合戦始まる
高性能サーバーから廉価サーバーまで幅広く対応し、事実上の寡占状態にあるインテルのプロセッサ。その間隙を突く形で、非インテル製プロセッサの挑戦が始まった。米IBMを中核とする高可用性サーバー向け高速プロセッサ陣営と、英アームを中心とする省電力プロセッサ陣営が、インテルをはさみ込むように攻勢をかける。新…
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第5回 クラウドランキング 6部門の顔ぶれが変化
5回目となる「クラウドランキング」。今回は「ベストサービス」7部門のうち6部門において顔ぶれが変化した。「ベストブランド」では1社が新しく名を連ねた。ベストサービスではwiwiw(ウィウィ)やテラスカイなど、ベストブランドではインターネットイニシアティブ(IIJ)が初めて選出された。クラウドはもはや…
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次の主流は「関数型」 覆る言語選定の常識
Javaはもう古い
業務系ならJava、Web系ならRubyなどの軽量言語──。10年以上続いたプログラミング言語選定の常識が今、覆りつつある。Javaの10倍の生産性を持ち、Rubyなどより手軽に高品質で拡張性のあるアプリケーションを開発できる。そんな「関数型プログラミング言語」がついに実用期に入り、急速に普及し始め…
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「しなやかIT」で防災
クラウド・SNS・スマホを駆使
信頼できる情報のみを自前のシステムで管理・活用する──。このような従来型の防災システムが劇的に変化しつつある。東日本大震災を機に「肝心なときに役立たない」という問題点が露呈したからだ。新たな防災システムのキーワードは「しなやかさ」。クラウドやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、スマート…