経営を支えるはずのITが、企業の成長を妨げたり、顧客からの信頼を損ねたりする大きなリスク要因になっている。こうした危機に気付いた企業のIT部門は、自らの改造に立ち上がり始めた。共通するのは、「ユーザー企業内のIT部門として果たすべき本当の役割は何か」を改めて問い直していることだ。IT部門の改造に乗り出した企業の取り組みに迫る。

(戸川 尚樹、志度 昌宏)

キーワードは“原点回帰”
「IT部門=リスク」が現実に
より“強いIT部門”になる


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図●システム関連トラブルが後を絶たない
 プロジェクトの中止や延期、システム・ダウン、情報漏えいなど、情報システムを巡るトラブルが後を絶たない。経営を支えるはずのITが逆に、企業の成長を妨げたり、顧客からの信頼を損ねたりする大きなリスク要因になってきた。

 リスク・マネジメントの最終責任は経営層にあるものの、ITが経営の武器であると同時にリスクでもあることを経営層に知らしめるのはIT部門の役割だ。そのIT部門が弱体化したとき、ITや情報システムは「企業に牙をむく」。ITそのものだけでなく、IT部門もまた企業にとってのリスクだとのレッテルを張られかねない。

 こうした危機に気付いた企業のIT部門は、自らの改造に立ち上がり始めた。彼らに共通するのは、「ユーザー企業のIT部門として果たすべき本当の役割は何か」を改めて問い直していることだ。結果、過度のITベンダー依存から脱却できるだけの、体質強化を目指す。

 4月から組織体制を一新するホンダやプロミス――。IT部門の改造に乗り出した企業の取り組みに迫る。


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