クラウドの「ベストサービス」に名を連ねたのは、日立製作所や富士通、NTTコミュニケーションズといった大手ITベンダー。「ベストブランド」には、グーグルやセールスフォース・ドットコムなど、常連企業が並んだ。
(玉置 亮太)

日経BP社と日経BPコンサルティングは今年1月に実施した調査に基づき、「第4回クラウドランキング」をまとめた(図)。調査への協力を依頼したのは、ITベンダー205社。昨年7月に実施した第3回調査(以下、前回調査)と同様に7分野(部門)について聞いた。有効回答数は375件である。
回答を基に、ユーザー企業にとって特に有用であると判断した合計50サービスを「ベストサービス」として認定した。ベストサービスは、各分野のサービスを100点満点で採点し、標準化したものを「総合スコア」とした上で、全体の1~2割に当たるスコア62.5以上のものを選んだ。
ベストサービスの提供各社はユーザー企業のクラウド利用拡大に合わせて、サービスの内容や技術者の陣容などを急速に充実させたことが奏功した。
クラウド関連の製品やサービスを提供するITベンダーについての企業イメージ調査も、前回調査に引き続き実施した。7955件の有効回答に基づき、特に認知度が高いと判断した14社のITベンダーを「ベストブランド」として認定した。こちらの顔ぶれは、ほぼ固まりつつある。
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