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 ミラクル・リナックスと中国Red Flag Software,韓国Haansoftは8月26日,Linuxディストリビューションの新版「Asianux 2.0」が完成したと発表した。「9月上旬にAsianuxの公式サイトで一般公開を開始する」(ミラクル・リナックス)という。

 Asianuxは,ミラクル・リナックスとRed Flag Software,Haansoftの民間企業3社が共同で開発しているLinuxディストリビューション。現行メジャー・バージョンのAsianux 1.0は2004年6月に公開された。これをベースに,ミラクル・リナックスが「MIRACLE LINUX V3.0」を,Red FlagはDBサーバー向け「Red Flag DataCenter Server 4.1」を,Haansoftが「Haansoft Linux for Server」を製品化している。3社であわせて3万本以上を出荷したという。

 Asianux 2.0では,Linuxカーネルの新版2.6を採用した。競合である米Red Hatは2005年2月にカーネル2.6を採用した「Red Hat Enterprise Linux v.4」を出荷している。米Novellは2004年8月に出荷したNovell SUSE LINUX Enterprise Sever 9でカーネル2.6を採用している。

 また,Asianux 2.0では通信事業者向けLinuxの要求仕様であるCGL2.0のプライオリティ1の機能を導入したという。そのほかIBM OpenPowerでの仮想マシンに対応したこと,セキュアOS機能SELinuxやSANによる共有ディスク上のファイルシステムOCFS2を標準装備したことなどが特徴という。デスクトップ環境にはRed FlagがKDEをベースに開発した「ReFineD」を採用した。

 Asianux 2.0をベースに,ミラクル・リナックスは「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」を,Red FlagはDBサーバー向け「Red Flag DC Server 5.0 - Asianux Inside」,Haansoftは「Haansoft Linux 2006 Server & Server 64 - Asianux Inside」をそれぞれ製品化する。「MIRACLE LINUX V4.0の出荷は11月初旬を予定している」(ミラクル・リナックス)。