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 日本の総務省と中国の科学技術部は8月26日,第4世代通信システム(Systems Beyond IMT-2000,通称Beyond 3G)の研究開発において,両国が協力体制を築いていく覚え書きを締結したと発表した。

 日中両国は,Beyond 3Gの研究開発や標準化を共同で推進するほか,年1回程度,局長,司長級の共同政策会議を開催する。このほか韓国も加えて,産官学が参加する通信技術の技術討論会を共同で開催することも予定する。

 Beyond 3Gとは,現在の第3世代移動通信システム「IMT-2000」を高度化したシステムおよび後継システムのこと。ITU(国際電気通信連合)の無線通信部門であるITU-Rの勧告によって,(1)低速移動時には1Gビット/秒程度,高速移動時には100Mビット/秒程度の伝送速度を実現,(2)ほかの無線システムとの連携を可能にするといった枠組みが決まっている。現在は,2007年ごろに明確な定義を決め,2010年以降に導入を進める方向で議論が進んでいる。

 今回の発表は,通信政策を司る日中両国の官庁が協力体制を築くことで,これから始まるBeyond 3Gの標準化の舞台で,両国が有利な体勢を築くための足がかりと言える。