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 米BEAシステムズが出資して開発するアスペクト指向プログラミング(AOP)フレームワーク「AspectWerkz」の創始者、ジョナス・ボナー氏(写真)は、AOPの機能を備えるJava仮想マシン(JVM)を開発中であることを合同記者会見で明らかにした。さらに「今後、その手法をJavaの標準仕様として提案していく」と述べた。

 AOPは、オブジェクト指向プログラミング(OOP)の欠点を補う目的で登場した開発手法。セキュリティやトランザクション制御などアプリケーション共通的な機能と、個別のビジネス・ロジックとを切り離して開発することができる。「Spring」や「Seasar」などAOP機能を備えたJavaフレームワークの利用がすでに進んでいる。JVMがAOPの機能を備えることで、「複数のAOP機能を備えたソフトが同時に利用されたときの混乱を避けられる」とジョナス氏は語る。

 Javaを使う場合のAOP機能は、Javaのバイト・コードを実行時に直接操作する形で実装しているものが多い。この場合、「あるAOP機能がバイト・コードを改変した場合、その他のAOP機能に通知する必要がある。そのやり取りはAOP機能が二つ以上になれば相当複雑になる」(ジョナス氏)。

 米BEAシステムズは、同社が提供するJVMである「JRockit」の機能拡張として今秋、プロトタイプを作成して一般に公開する。ジョナス氏は、「ユーザーのフィードバックを受けて、それを反映した製品版を1年以内に出したい」と語る。