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 システム・インテグレータのアイ・ティ・フロンティアは8月31日、タグ付きデータのXMLからJavaアプリケーションなどリッチクライアント画面を自動生成するツールをWebサイトで無償公開した。

 ソフト名は「xGUItar(エックスギター)。同社が中国の清華大学・ナレッジエンジニアグループと共同で開発した。無償公開によって利用者を広め、利用者からのフィードバックを受けてソフトの機能強化を図りたい考えだ。商用化の予定はなく、「今後、SIの道具として使っていきたい」と同社コンピテンスセンターの関冨夫副センター長は語る。

 xGUItarは、三つの要素からなる。一つはXMLのタグ仕様。例えば、リッチクライアント画面を構成するGUI部品の属性をタグで表す。リッチクライアント用に必要なタグをそろえた。

 二つ目は、XMLのレンダリング・エンジン。xGUItarのタグ仕様に沿ったXMLのデータを、JavaのGUI部品のクラス群に変換して実行する。これにより、XMLだけでJavaアプリケーションが実行される。

 レンダリング・エンジンはJavaのクラス群であるSwing用だけ用意している(写真)。ただ、「(米マクロメディアが開発したリッチクライアント環境の)Flash用のレンダリング・エンジンを作ることも可能なタグ仕様にしている」と、開発にあたった同社の細野広伸主任はいう。レンダリング・エンジンを複数のリッチクライアント環境に対して用意すれば、一つのXMLで複数のリッチクライアントを生成できる、というメリットがある。

 三つ目は、XMLをコーディングしないでドラッグ・アンド・ドロップの操作環境で開発するツール。ただ、現在開発中である。

 xGUItarは、いまのところ、クライアントで動作する画面プログラムの作成だけであり、サーバー上で動作するプログラムとの接続には別途コーディング作業が必要になる。今後、Javaのサーバー用実行環境であるJ2EE上で動作するサーバー・アプリケーションとの接続機能も開発する予定である。