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携帯参入に向け総務省に免許申請したソフトバンクの孫正義社長。「今は受験生のような立場」。(撮影:小林 伸)
携帯参入に向け総務省に免許申請したソフトバンクの孫正義社長。「今は受験生のような立場」。(撮影:小林 伸)
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 ソフトバンク・グループのBBモバイルは9月5日,新規参入を目指す携帯電話事業の免許を総務省に申請した。申請にはソフトバンクの孫正義社長が総務省を訪問。新規参入に名乗りを上げている他事業者に先駆けて書類を提出した。

 申請したのは,1.7GHz帯の携帯電話用周波数。申請書類を提出後,報道関係者の前に姿を現した孫社長は「(免許申請のために)2年くらいかけてきた。準備は万端整っている」と語った(写真)。割り当てを受ける自信については「今は受験生のような立場。後は申請を認めていただけるよう待つしかない」と心境を明かした。

 一方で,免許の割り当てを受けた場合のサービス開始時期については「データ通信から試験的に始めて,2007年末くらいまでには音声サービスに参入したい」(孫社長)と明かした。

 孫社長は総務省が割り当て条件の一つとしている「安定した財務基盤」についても,「2005年度の営業黒字達成に自信を持っている」とコメント。「携帯事業に参入した場合でも,黒字基調は維持できる」と語った。携帯参入のための社債発行などの新たな資金調達も「手持ち資金が十分ある。新しいファイナンスは今のところ考えていない」とした。

 総務省は9月30日まで新規事業者の免許募集を実施し,年内にも割り当てる事業者を決定する計画。ソフトバンク以外には,ADSL(asymmetric digital subscriber line)で競合するイー・アクセスと,ベンチャー企業のアイピーモバイルなどが新規事業者として免許を申請すると見られている。