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ホームエレクトロニクスネットワークカンパニー ビデオ事業本部 LFX事業室 前田 悟 事業室長
ホームエレクトロニクスネットワークカンパニー ビデオ事業本部 LFX事業室 前田 悟 事業室長
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 ソニーは10月1日、家庭内で受信したテレビ映像をインターネット経由でパソコンに送信できるアダプターを発売する。ネットにつながるパソコンさえあれば、外出先のみならず、海外でも日本のテレビ番組を見たり、自宅のハードディスクレコーダーに撮りためた番組を楽しめる。

 本製品でどのような利用シーンを描き、どう市場を伸ばしていくのか。ホームエレクトロニクスネットワークカンパニー の前田 悟事業室長に聞いた。

■新製品の狙いと特徴は。


 以前から、ネット経由の映像配信に対応した製品では携帯モニターとベースステーションをセットにした「ロケーションフリーテレビ」を投入していたが、配信できる製品をパソコンや携帯電話、ゲーム機などに広げていきたいという構想はあった。今回、その拡大の第1弾としてパソコンに対応させた。

 テレビチューナー機能のないパソコンでも専用ソフトを入れることで、家庭内でロケーションフリーのプレーヤーになる。無線LANの設定についても、わずか3段階のステップで簡単に完了するよう改良した。簡単にテレビ映像を表示できるという感動を感じてもらえるはずだ。

 インターネット経由で外部のパソコンに映像を配信することもできる。従来の製品では、ルーターなどを手動で設定をすることが必要だったが、今回の製品ではUPnP対応ルーターであれば、ウィザード形式で簡単に初期設定できるようにした。

■どのような利用シーンが考えられますか。


 LAN環境とパソコンがあれば、家のテレビ番組をライブでどこでも表示できる。最近では無線LANの接続サービスを提供する飛行機や電車も登場してきており、こうした移動時でもライブの番組を楽しめる。通信速度が出にくい場所でも、画像の通信レートを自動調節する機能も付いており、画像の途切れを防ぐようになっている。

 

 ベースステーションに接続したハードディスクコーダーやDVDプレーヤーを、画面上に表示するソフトリモコンを使って、ネット経由で操作する機能もある。レコーダーやプレーヤーはソニー製品だけでなく、他社の製品を含めて約240機種に対応している。社外の製品を使っている方にも新しい機器としてアピールし、息の長い製品にしていきたいからだ。ターゲットはすべてのパソコンユーザー。日本だけでなく、米国やアジアなど海外でも広げていきたい。

 価格はオープンだが、ベースステーションとソフトのセットで実売価格約3万5000円と値ごろ感を出した。他社にはない製品なので当面は価格競争になることはないと考えている。アイデアではルーター機能を搭載したい、スゴ録に内蔵したい、というのもあったが、今回は価格を優先した。

 ネットで映像を送信する際の著作権についていわれることもあるが、パソコンとの初期設定できちんと機器認証をした上で、家からの映像を配信する。ベースステーションには4台のパソコンを登録できるが、同時に配信できるのは1台のみだ。つまり、映像を見る場所をシフトするだけで、この機能を使って多くのユーザー向けに商売をできるわけではないので、問題はないと考えている。

■今後の製品展開はどのように進めていきますか。


 対応の機種を増やしていきたい。具体的な名前は今は言えないが、通信機能と小型ディスプレイを搭載した端末にも展開していきたい。年内には、新たな対応端末をラインナップに加える予定だ。