ウイングアークテクノロジーズは、帳票ソフトの64ビット対応を進めている。第一弾として9月12日、帳票作成・管理ソフト「SVF for Web/PDF Java Edition Ver.6.3」など3製品を出荷した。

 64ビット対応の中核は、プリンタ・ドライバの刷新。同社の帳票ソフトでは、プリンタによって印刷結果が異なる問題を避けるため、プリンタ・メーカーが作成したプリンタ・ドライバではなく、自社開発したドライバを使用している。従来はこのドライバが32ビット環境にしか対応していなかったため、64ビット環境で帳票ソフトは動作したものの帳票の印刷はできなかった。

 同社は64ビット対応のため、国内外15メーカー向けのプリンタ・ドライバを開発。64ビット版のHP-UX、AIX、Solaris上で利用できるようにした。LinuxやWindows向けも現在開発中で、来春には出荷する計画だ。「帳票の電子化は進んでいるものの、請求書など“紙”への印刷ニーズは根強くある。さらに、帳票印刷業務はデータ・センターへの集中化が進んでおり、処理速度を上げるために64ビット対応を求める声が増えていた」(ウイングアークテクノロジーズ)。

 今回、64ビット対応した製品と価格は、次の通り。「SVF for Web/PDF Java Edition ver.6.3」(120万円から)、「SVF for Java Print ver.6.3」(120万円から)、「Report Director Enterprise ver.2.6」(300万円から)。これら3製品を組み合わせることで、帳票のデザインや印刷、バージョン管理ができる。これらの製品は32ビット環境でも利用できる。ウイングアークテクノロジーズは、今後1年間で前年比30%増、560セットの販売を見込んでいる。