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富士通が発売するセルフレジ・システム
富士通が発売するセルフレジ・システム
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 富士通は9月14日、小売業向けセルフレジ・システム「セルフチェックアウトシステム」を10月3日から販売すると発表した。

 来店客は無人のレジで購入する商品のバーコードを自分で読み取り、値段を確認した後、レジの現金投入口に紙幣や硬貨を入れるか、クレジットカードをレジ付属のカードリーダーに通して、その場で支払いを済ませる。レジの出口側にはレジを管理する端末を設置して、ここに店員が1人付く。この店員が来客の操作を手助けしたり、来客が正しく操作しているかを確認する。

 同システムにより、レジ業務の人件費や教育費などを削減して、店員配置の効率化が図れるという。1セット(セルフレジ4台と管理端末1台)導入すると、これまで4人必要だったレジ業務を管理端末に付く1人だけで済ませられる。富士通は、これにより運用コストを年間400万から600万円削減でき、初期投資は1年半から2年で回収できると試算している。

 富士通は2004年4月に、米国子会社(米Fujitsu Transaction Solutions)を通じて、カナダOptical Roboticsのセルフレジ・システム事業を買収した。2004年12月には和歌山などで127店舗(2005年2月時点)のスーパーマーケットを展開するオークワの一部店舗に、国内向けにカスタマイズしたセルフレジを導入している。

 ここでの経験を反映して開発したのが今回のセルフチェックアウトシステムである。本体を小型化し、幅は約半分に、奥行きも2割程度減らした。米国仕様の製品では、鮮魚パックなどを読み取る際にひっくり返す必要があり、中身が崩れてしまうといった問題があった。新製品では傾けずに読み取れるような仕組みを新たに組み込んだ。

 同システムは、セルフレジ(カスタマーステーション)4台と、セルフレジを管理するアテンダントステーション1台のセットで販売する。価格は1セットで1500万円(税別)から。

 セルフレジは、日本NCRなどが販売を始めている。富士通は2007年度末までに、量販店用のPOS端末の2%に当たる約5000台が普及すると予測しており、2007年度末までにその半数の2500台を販売する計画だ。