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NECが海外市場向けに販売する,折りたたみ式で厚さ11.9mmの携帯電話機
NECが海外市場向けに販売する,折りたたみ式で厚さ11.9mmの携帯電話機
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 NECは9月21日,折りたたみ式で厚さ11.9mmの薄型携帯電話機を発表した(写真)。同社によると「折りたたみ式で世界最薄」だという。通信方式はGSM/GPRS。130万画素のカメラや音楽再生機能も備える。香港を皮切りに,欧州,アジアなど海外市場向けに販売する。

 同社は2004年4月に,中国市場向けに厚さ8.6mmのカード型携帯電話機「N900」を発売している。今回の機種ではその技術をさらに発展し,折りたたみ型のきょう体にも応用した。厚さ13.9mmの米モトローラの薄型携帯電話機「RAZRシリーズ」も意識したという。

 薄型化実現のキーとなったのが,多層プリント基板技術。N900では6層構造だった基板を,今回の機種では8層までに増やした。さらに,薄型化によって損なわれる強度も,新たに開発した金属と樹脂を一体成型したきょう体を用いることで,十分確保したという。

 今回の端末は,開いた状態では厚さが5mm程度しかない。「薄型化という点では,かなり限界に近づいている」(同社の生産技術研究所の小野寺隆夫主任研究員)。今回の機種は実際に販売する製品ではあるものの,あくまで薄型化の象徴的なモデルとしての位置付け。この機種に採用した薄型化の要素技術を,FOMAなどほかの端末にも応用していきたいという。