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 アステル東京の名称で関東地区でPHS事業を展開しているYOZANは9月22日,PHSの音声サービスを11月30日をもって終了することを発表した。既にPHSの新規加入は4月20日に停止している。

 また,2007年3月までにはテレメトリング・サービスなど残りのPHS事業のサービスも終了し,完全にPHS事業からは撤退する。この結果,関東地区でPHS事業を継続する事業者はウィルコム・グループだけとなる。

 YOZANは2002年8月に東京通信ネットワーク(TTNet,現パワードコム)からPHS事業を承継したが,その後の累損は約100億円に及んでいた。同社は,既存のPHS設備を設置した施設を生かし,WiMAXによる無線サービス事業を予定している。12月から同サービスを開始する目処がたったことで,PHS事業の大部分のサービスを終了させ経費を圧縮,収支改善を進めるとしている。

 なお,YOZANでは既存のアステル東京のPHS利用者に対して,ボーダフォンの携帯電話への移行を進めている。また,ボイスポットフォン,テレメトリングサービス,児童見守りサービスについては,今回のサービス終了の対象外である。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション