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 「企業の競争力を向上させるシステム部品を世界に提供する」。ベンチャー企業ハウズ(東京都台東区)の大塚裕章社長は同社が3年後に目指すビジネスをこう表現する。ハウズは2005年6月、アクシスソフト創業者である大塚社長が、やはりドリームテクノロジーズの創業者で、著名な技術者でもある庄司渉副社長と共に設立した。大塚社長にハウズの事業戦略を聞いた。

◆ソフト開発はサービス業と思われているが、我々は製造業と考える。今は未成熟な業界だが、5年も経てば、自動車業界が歩んだような成熟が進み始めるだろう。ハウズが目指すのは、系列の崩壊を乗り越えて今やグローバル企業となったデンソーのような、付加価値の高いシステム部品の提供に特化した会社だ。

◆日本の給与水準は世界屈指であり、開発人口も決して多くない。大手IT企業の多くがいまだ手がけているような、頭数勝負のビジネスで勝てる理屈はない。だから我々は他にない付加価値を持つシステム部品で勝負する。そのために、開発者個人のモティべーションを高く保つことに注力している。面白いと思わなければ、ユニークなものはできないからだ。

◆ハウズは部品提供に特化し、アプリケーションやソリューションには手を出さない。ソリューションプロバイダのよいパートナーを目指す。アクシスソフトでは「受託開発はしても派遣はしない」と決め、苦しい時期もそれを守った。ハウズは受託開発も一切しない。だから今後1~2年は投資フェーズが続く。現在の収入はゼロだ。

◆現在第一フェーズとして進めているのは、企業の競争力を向上するユニークな付加価値を持つシステム部品の開発だ。様々な業界のユーザー企業に我々のシステム部品を使い込んでもらい、共同でブラッシュアップするというプロジェクトを持ちかけている。こうした協力ユーザーを5~10社確保して、当社のシステム部品がユーザー企業の競争力向上に貢献したという実績を作る。現在4社の有力候補と交渉中だ。例えば、Webブラウザで、プラグインを使わずに画像やリンクを自由に操作できる環境を簡単に開発できるツールなどを見せているが、ユーザーの関心は高い。

◆2年目からは世界に打って出る準備として、システム部品の品ぞろえを進める。オフショア開発やエンドユーザーとの共同開発などもあるだろう。3年めにはシステム部品の販売を開始する。ここでようやく金が入ってくるビジネスになる。但し対価をどうするかは未定だ。ユーザー企業が価値見合いで決める問題だと考えている。

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