2005年9月27日,家電メーカーやPCメーカーなど約250社から成るDLNA(Digital Living Network Alliance)は,ホーム・ネットワーク規約の認証プログラム(ロゴ・プログラム)を発表した。このプログラムは,2004年6月にDLNAが定めた相互接続ガイドライン「DLNA Home Networked Divice Interoperability Guidelines 1.0」に準拠したもの。認証が得られるとロゴマーク(写真)を使えるようになる。2005年内に,認証を取得した製品が発表される見込みである。
認証を受けるには,大きく二つの試験をクリアしなければならない。まずテストツールを使って,ガイドラインの各項目が実装されているかを確認する。次に,リファレンス機と相互接続できるかを実際に試行する。この場合,3台のリファレンス機とそれぞれ接続できるかを試す。プログラムに合格した機器は,出荷後にDLNAのホームページに公開され,どのような機能を実装しているかなどを明らかにするという。
これまでDLNAは,「plugfest」と呼ぶ相互接続試験を年数回開催し,ガイドラインに沿って作られているか,相互接続性が確保されているかを検証してきた。plugfestには,のべ150機種以上が持ち寄られ,数十機種の製品で相互接続性が確認済みである。