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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は10月3日,NTTドコモの「FOMA M1000」向けのソリューション・サービス「スマートBizキット」を開始した。企業ネットワークへのリモート・アクセス環境,業務システム連携,ポータル,セキュリティ機能などをセットで提供する。同サービスは,7月7日に「スマートビジネスキット」として発表していた試験サービスの名称を変え商用化したもの。

 サービス・メニューは「基本サービス」と「オプションサービス」の二つ。基本サービスでは,SSL-VPN接続とワンタイム・パスワード認証,社内のメール/Webシステムとの連携,ポータル・サイト,アプリケーション起動用ランチャを提供する。ランチャは,M1000に搭載するものとは別にNTTコムが開発した。これを使うと,法人利用モードと個人利用モードを切り替えて使える。

 オプションサービスを利用すると,遠隔からの端末ロックと社内メール・サーバーへの新着メール通知,ユーザー企業のグループウエアへのアクセス,IPsecによるVPN(仮想閉域網)接続も利用できる。遠隔からの端末ロックとデータ削除用のアプリもNTTコムが開発。IT管理者がコンソールから遠隔で端末をロックするなどの操作を行える。

 スマートBizキットの料金は,初期費用が12万6000円,月額利用料金が19万7190円(100IDで基本サービスと遠隔からの端末ロック/データ削除,新着メール通知を利用する場合)。

 さらにNTTコムは,2006年4~6月期以降にサービス・メニューを拡充していく計画を明らかにした。現在同社は,VoIP(voice over IP)のアプリを開発中。詳細は未定だが,「Skypeのようにユーザー名を指定して通話できるものになるかもしれない」(広報室)とする。提供するセキュリティ機能も強化していく。端末設定の強制適用やパーソナル・ファイアウォール,「データ・ファイルの有効期限が過ぎたら自動削除」といったライフ・サイクル管理,「秘密分散」と呼ぶデータを分散化して管理する--などの機能をそろえる。シン・クライアント対応やデータ圧縮,業務システム連携,GPS機器と連携したコンテンツ提供などの仕組みも加えていく。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション