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無線LANとiBurstのハンドオーバーを初披露,受信中の動画が途切れることなく再生できることを実演した
無線LANとiBurstのハンドオーバーを初披露,受信中の動画が途切れることなく再生できることを実演した
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iBurstの受信ターミナルとIP電話機を一体化した端末
iBurstの受信ターミナルとIP電話機を一体化した端末
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 10月4日から8日にかけて幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催中のデジタル関連の総合展示会「CEATEC JAPAN 2005」において,京セラが次世代無線ブロードバンド規格「iBurst」と無線LANのハンドオーバー実験を初披露した(写真上)。

 iBurstは,TDMA/TDD(time division multiple access/time division duplex)方式の無線ブロードバンド規格。下り最大1Mビット/秒のデータ通信が可能だ。ライバルと目される同じ無線ブロードバンド規格の「WiMAX」に対して実用化では一歩進んでおり,既に南アフリカやオーストラリア,アゼルバイジャンでサービスが始まっている。ただし日本での商用化は,周波数が割り当てられていないためメドが立っていない。

 今回京セラが披露したデモは,「地下街などiBurstが届かない場所において,公衆無線LANサービスと併用するシーンを想定したもの」(ワイヤレスブロードバンド事業部第1技術部第1技術課1係責任者の岩崎俊氏)。

 デモは,PCカードタイプのiBurstターミナルとUSB型無線LANアダプターを接続したパソコンで実施した。パソコン上で無線LAN経由でストリーミング動画を再生しながら無線LANを切断し,iBurst経由の通信に自動的に切り替わる様子を披露。受信中の動画が途切れることなく再生できることを実演した。岩崎氏は,「無線LANとiBurstの親和性の高さをアピールしたかった」と語る。無線LANとiBurst間のローミングの実現には,モバイルIPの仕組みを用いたという。

 このほか京セラのブースでは,iBurst受信用ターミナルとIP電話機を一体化した端末(写真下)も参考出展している。「アフリカなど電話回線が十分に行き渡っていない地域からのニーズがあるため開発した」(岩崎氏)。背面にはLAN端子も装備し,この端末だけで電話だけでなくインターネット・サービスも利用できるという。2006年には海外向けに出荷したいとしている。