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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月5日,IP網上で仮想的な広域イーサネット環境を提供するVPN(仮想閉域網)サービス「IIJ Internet-LANサービス」を10月11日に開始すると発表した。

 IIJ Internet-LANサービスは,ユーザー拠点側にIIJ製ルーター「SEIL」(ザイル)を設置。ルーターがL2TPv3(layer 2 tunneling protocol version3)プロトコルでIP網上に仮想的なトンネルを設定し,VPN環境を構築する。L2TPv3トンネル内はApple Talkなど,IPに依存しないネットワーク・プロトコルを通すこともできる。

 特徴は,専用ネットワークで提供する広域イーサネット・サービスよりも料金が大幅に安いこと。例えばNTT東西地域会社のFTTH(fiber to the home)サービス「Bフレッツ」をアクセス回線に使う場合,センター側が月額3万8500円,拠点側が同2万6000円(ともに税別)である。割安なブロードバンドとIIJのIPバックボーンを活用することで可能になった。

 また,ネットワークの接続設定や運用・保守が容易なことも特徴。SEILが内蔵するSMF(SEIL Management Framework)機能によって,IP網を介して機器の設定や保守がセンター側から自動的に実行される。ユーザーはルーターを回線に接続すれば,面倒な設定を手作業で施すことなくIIJ Internet-LANサービスを利用できるようになる。

(島津 忠承=日経コミュニケーション