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 JSATは2005年10月6日に,7月にトランスポンダ(電波中継器)障害を起こした通信衛星「JCSAT-1B」の復旧状況とともに,その影響で2005年度に約136億円の特別損失を計上することを発表した。同衛星の復旧状況については,JCSAT-1Bの製造元である米Boeingと協力して作業を行った結果,既に同衛星の機能は回復したという。また今回のトラポン障害は,同衛星の姿勢を制御する小型ジェット「スラスタ」のバルブから燃料が漏れ,その結果同衛星の姿勢が崩れたことが原因だったとした。スラスタのバルブに異物が混入してバルブが完全に閉まらなくなったため,燃料漏れが発生したという。JSATはスラスタを試験的に何度か噴射したことで燃料漏れが止まったことから,噴射試験のなかで異物が除去されたと判断している(10月6日発表)。