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 データのソートやマージ,ジョイン処理などを高速化するツール「SyncSort」。その後継製品となる「DMExpress」の販売を,10月3日にアシストが開始した。製品名を変更した理由,機能強化点について,開発元である米SyncsortのJocelyn Carpenter氏(International Reseller Manager)に聞いた。(聞き手は森山 徹=日経システム構築)

---なぜ,実績のある「SyncSort」から製品名を変えたのか
 現状の製品の使われ方に合わせた,というのが理由だ。SyncSortはもともとメインフレーム上の製品。そこでは,ソート処理などを高速化したいというニーズが明確であり,「DFSORT」(米IBMが開発したソート処理機能)などと並んで,SyncSortも当たり前のように使われてきた。ところが,C/Sシステムなどのオープンシステムでは,データ加工のニーズがソート以外にも広がってきた。ETL(Extract/Transform/Load)と呼ばれる分野だ。そのニーズに合うように,「DM(Data Management)Express」という名前に変えた。

---DMExpressになって,機能強化した点は
 SyncSortのコアな機能はそのまま継承した上で,「DMX Workstation」と呼ぶGUIを加えた。入力元/出力先ファイル名や,ソートやマージといった処理を,GUI上で簡単に設定できる。また,データベースのアンロード機能「SRC」とロード機能「TGT」をオプションで用意した。SyncSortが取り扱うデータはフラット・ファイルだったが,DMExpressではOracle DatabaseやDB2 UDB,Microsoft SQL Serverなどに格納されたデータも加工できるようになった。さらに,ユーザーの要望が高かった四則演算の機能「ADM」もオプションで利用できる。

---製品(SyncSort)の使われ方に変化はあるか
 オンライン開始前のバッチ処理や,データのクレンジング処理などは変わらず多い。最近,特に金融系で目に付くのは,データのマスキング処理だ。顧客データの一部をアスタリスクなどで埋め,テスト・データを作るという用途だ。

---オープンシステムではバッチ処理を減らしたいというニーズがあるが
 いくら減らしても,バッチ処理は残る。それを高速化したいというニーズは変わらないと思う。オープンシステムでは,単に機能を説明して製品を売るのではなく,こういったユーザーの課題をうまくとらえ,ソリューションをからめて売っていきたい。

---どういった課題が考えられるのか
 「ジョインのパフォーマンスが遅い」「DBのアップデートが遅い」といった高速化や,「大量データをうまくDBに移動したい」「データをリフォーマットしたい」など,様々ある。