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NASSCOMのキラン・カーニック プレジデント
NASSCOMのキラン・カーニック プレジデント
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 「インドにおけるシステム開発の輸出額は、2004年度が1兆9430億円。このうち、日本向けは3%以下の450億円程度にとどまっている。これを2~3年後には、1000億円にまで成長させたい」。インドのITベンダー900社が加盟するIT業界団体「NASSCOM」のキラン・カーニック プレジデント(写真)は、こう強調する。

 NASSCOMは10月7日、インドのシステム開発力を日本に売り込むためのイベント「Indo-Japan IT Summit 2005」を、東京で開催した。これに合わせて来日したカーニック氏は、「インドのIT業界は、欧米企業からのオフショア開発の受託などにより、対前年比30%以上の成長を続けている。ところが日本向けの仕事は、残念ながらまだ少ない。日本のユーザー企業やITベンダーにも、インドが持つITのパワーを知ってもらいたい」と訴える。

 カーニック氏は、ITにおけるインド企業の強みについて、次の4点を挙げる。まず第一に、人件費が安いのでシステム開発のコストを削減できること。次に、システム開発手法の整備が進んでいるので、高品質なシステムを構築できること。三つ目に、新技術や難易度の高いシステムの開発を得意としていること。最後に、優秀なエンジニアが豊富なので、新システムを短期間で構築できること。

 こうした強みを持つにもかかわらず、対日輸出が伸び悩んでいる現状を、カーニック氏は「日本の言葉や文化、商習慣をインドの企業が今まであまり理解していなかったから」と分析する。「現在、インドのITベンダー各社は、エンジニアに日本語を教えるカリキュラムを、競って増やしている。結果が出るのはそう先ではないと確信している」と自信を見せる。