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「悪意のあるソフトウエアの削除ツール」で削除できるウイルス(マルウエア)の一覧
「悪意のあるソフトウエアの削除ツール」で削除できるウイルス(マルウエア)の一覧
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 マイクロソフトは米国時間10月10日,「悪意のあるソフトウエアの削除ツール」の新版バージョン1.9を公開した。10月4日にアナウンスしたとおり,新版では「Antinny」ウイルスに対応した(関連記事)。併せて,「Gibe」「Mywife」「Wukill」にも新たに対応した。動作環境はWindows 2000/XP/Server 2003。10月12日以降は「Microsoft Update」などからも利用できる予定である。

 悪意のあるソフトウエアの削除ツールとは,現在動作しているウイルス(悪意のあるソフトウエア:マルウエア)を検出し,実行中のウイルスのプロセスを停止するとともに,ハード・ディスク上のウイルス・ファイルを削除するツール。

 有用なツールではあるが,「ウイルスが実行しようとするのを食い止められない(リアルタイム検出ができない)」「動作していないウイルスは検出/削除できない」---といった理由で,同ツールだけではウイルス対策として不十分である(関連記事)。同社でも,「このツールはウイルス対策製品に代わるものではありません。お使いのコンピュータを保護するためには,ウイルス対策製品をお使いください」としている。

 新版では,ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」で感染を広げるウイルスAntinnyおよびその変種(「Antinny.B」~「Antinny.AJ」)に新たに対応した。今回のAntinnyへの対応は,同社のイベント「Security Summit 2005 Fall」でアナウンスされている。米Microsoftのセキュリティ最高責任者であるMichael Nash氏によれば,同社製品以外の特定アプリケーションのユーザーだけが影響を受けるウイルスに対応したのは今回が初めてだという。

 そのほか新版では,Gibe,Mywife,Wukillの“ウイルス・ファミリー”にも対応した。いずれもメールやファイル共有で感染を広げるウイルス(ワーム)である。Gibeについては,実行すると感染活動を行うとともに,パソコンにバックドアなどを仕掛ける。

 悪意のあるソフトウエアの削除ツールはダウンロードセンターから入手できる。10月12日以降は,Microsoft Updateからも利用できる予定である。Windows XPおよびWindows Server 2003 SP1については「Windows Update」からも利用できる。

 「悪意のあるソフトウエアの削除ツール」のWebページからは,同ツールのオンライン版(ActiveXコントロール版)を利用できる。ただし,現時点で利用可能なオンライン版のバージョンは1.8。新バージョンのオンライン版は数日後に提供される予定である。