日本SSAグローバルは10月11日、ERPパッケージ(統合業務パッケージ)の新版「SSA ERP Ln 6.1」を発表した。SSA ERP Ln 6.1は、製造業向けERPパッケージ「SSA Baan ERP」の後継製品。「新版の出荷を機に、組み立て製造業に強いBaanをアピールしていく」と細井洋一社長は強調する。「特に航空関連や自動車、機械、電気電子産業に力を入れて販売していく」(山本恭典執行役員)という。価格は1ユーザー80万円から。出荷は12月。

 SSA ERP Ln 6.1の最大の特徴は、「米ボーイング向けに開発した部品管理機能などを標準機能として組み込んだ」(ビジネスコンサルティング部の諸岡哲也氏)こと。例えば、部品のシリアル・ナンバー管理や、修理時に故障箇所を予測する機能である。組み立て製造業向けとして汎用性がある機能と判断した。

 ボーイング向けに開発したものとは別の新機能も追加した。一つのラインで複数の製品を生産する場合でも、作業指示と部品供給をジャスト・イン・タイム(JIT)で実施する「ライン・アセンブリ・コントロール」機能がその一つ。部品の納入業者にJITを指示するためのスケジュール管理機能も加えた。

 「画面の操作性向上も図った」(諸岡氏)。旧版では、一つの業務に関連するデータを閲覧するために複数の画面を切り替えなければならなかったが、SSA ERP Ln 6.1では一画面に表示できるようになった。クライアントはWebブラウザを利用する「Webtop」と、専用クライアントの「Worktop」の2種類を用意。Webtopでは、画面に表示する項目を自由に追加・変更できるようにした。