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 米Intel社,米Atheros Communications社,米Cisco Systems社,米Apple Computer社,ソニーなど26社は2005年10月11日,無線LANの高速規格IEEE802.11nの仕様案を策定する団体「Enhanced Wireless Consortium(EWC)」を立ち上げた。これまでは,TGn SyncとWWiSEの2団体で仕様案を提案していたが,それぞれの団体に参加していたメーカーの一部と,新規に参加するメーカーが結集した第3の団体が登場したことになる。

 EWCは従来の仕様案で提案されていた技術要素を取り入れた,新たな案を提案する。具体的には,最大4本までのアンテナを用いてデータを送受信するMIMO(Multiple Input Multiple Output)技術,複数のフレームをまとめて送信するフレーム・アグリゲーションなどを用い,20MHzもしくは40MHz(日本では使用不可)の周波数帯域幅を使用することでPHY(物理層)の速度で最大600Mビット/秒,最低でも100Mビット/秒の実効速度を実現するという。既存の規格IEEE802.11a/b/gとの相互運用性を確保する。

 TGn SyncとWWiSEはそれぞれ仕様案を提案してきたが,どちらも採択に必要な75%の票数を確保できずにいた。EWCはこの状態を打破して早期標準化を目指すと見られている。