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ラック「シグマフレーム」にラックマウント型機器を収容する
ラック「シグマフレーム」にラックマウント型機器を収容する
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シグマフレームとラックマウント型機器を接続する専用コネクタ端子。コネクタ端子の背後はクロスバ・スイッチ
シグマフレームとラックマウント型機器を接続する専用コネクタ端子。コネクタ端子の背後はクロスバ・スイッチ
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ラックマウント型機器にオプションで装着するシグマフレーム専用コネクタ
ラックマウント型機器にオプションで装着するシグマフレーム専用コネクタ
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シグマフレームのコンセプトを説明したNEC 執行役員常務の山本正彦氏
シグマフレームのコンセプトを説明したNEC 執行役員常務の山本正彦氏
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 NECは10月12日、企業システムのサーバー統合を目的に、ラックマウント型機器をクロスバ・スイッチで接続する専用ラック「シグマフレーム」の販売を開始した。出荷は10月末。価格はラックであるシグマフレームが100万円から、専用の運用管理ソフト「WebSAM SigmaSystemCenter」が120万円から。販売目標は今後2年間で500システム。

 シグマフレームのメリットは、各種のケーブル配線やI/Oインタフェースの拡張などの運用管理負荷を軽減できる点である。運用管理ソフトからラックマウント機の警告ランプを点灯させるといった運用も可能だ。執行役員常務の山本正彦氏は「サーバー統合や動的リソース割り当てによるコスト削減効果は14%に過ぎないが、シグマフレームを実運用環境で用いるとトータルで25%のコスト削減できる」と見込む。

 構成要素は以下の通り。ラック製品であるシグマフレームは、電源を含んだラック本体と、ラック背後に設置するクロスバ・スイッチ1系統、高さ1Uの管理サーバー機1台で構成する。別途オプションでクロスバ・スイッチの2重化が可能である。運用時には、運用管理ソフトWebSAM SigmaSystemCenterを用いて、動的なリソース配置(仮想化)と障害検知など運用の自動化(自律)を実現する。

 シグマフレームと組み合わせて使うラックマウント型機器は、サーバー機3機種、米Cisco Systems製品のOEMであるネットワーク機器2機種、ストレージ1機種、16基のPCI Expressスロットを持つ共有I/Oモジュール1台を用意した。いずれも、既存のNEC製品に専用コネクタを追加した製品である。シグマフレーム対応機種のラインアップを今後増やしていく。専用コネクタはオプション扱いで、コネクタを含んだ価格は「コネクタを含まない価格の1.1倍程度」(NECの説明員)を見込む。

 製品発表会では、シグマフレームと運用管理ソフトの組み合わせで可能になる動的リソース再配置の例として、VMware Vmotionを使ったリソースの再配置をデモンストレーションしてみせた。VMware環境下で利用しているクライアントPCのサーバー資源を、業務アプリケーションのサーバー資源に切り替えた。社員が勤務している昼間はクライアントPC用に割り当てている資源を、社員が勤務していない夜中には業務のバッチ処理に割り当てるといった運用が可能になる。

 シグマフレームの設備上の主な仕様は以下の通り。サイズは、幅700×奥行1293×高さ1800ミリ・メートル。重量は最大946キロ・グラム。電源仕様は、電圧AC200ボルト、周波数50または60Hz。発熱量は3万6216キロ・ジュール/時。稼動環境は、温度が摂氏10~35度、湿度が20~80%。搭載可能なラックマウント機器の数は、サーバー機が最大16台、管理サーバー機が標準1台、最大2台、ネットワーク機器が最大2台、I/Oモジュールが最大2台である。