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 グロービア インターナショナルは10月12日、組み立て製造業向けERPパッケージ(統合業務パッケージ)の新版「glovia.com ver.7.3」を発表した。自動車業界向けのカンバン方式や、日本でも制定が予定されているSOX法(サーベンス・オックスリー法=企業改革法)に対応する機能を追加した。

 自動車業界向けに追加したのは、「eKanban」機能。部品在庫を持たずに適時生産をするカンバン方式の実現を可能にする。部品の補充点が来ると自動的にカンバンを生成し、部品供給ベンダーに送信する。このほか、サプライヤなどの取引相手との受発注データの送受信を簡素化するためのポータル構築機能などを追加した。

 SOX法対応では、アクセス管理やデータの変更履歴などを管理する機能を標準装備した。「アドオン・ソフトの本数が減り、導入企業の負担が小さくなる」(ソリューションサービス本部の園川浩ニダイレクター)という。

 glovia.com V7.3の価格は5ユーザー198万円から。10月31日から出荷し、2006年度末までに新規に50サイトへの導入を目標にする。