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ヤフーの井上雅博社長
ヤフーの井上雅博社長
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 ヤフーは10月13日、画像やゲームといったデジタル・コンテンツのオンライン販売サービス「Yahoo!コンテンツストア」を開始した。利用者はYahoo!JapanのユーザーIDを取得した後、パソコンや携帯電話でヤフーのサイトにアクセスして、各種コンテンツを購入できる。ヤフーは利用者の認証や決済、料金の回収代行を行う。ヤフーの井上雅博社長(写真)は、「ヤフーが携帯電話向けサービスを開始して5年余りになり、今や利用者数は日本最大級になりつつある。今後はコンテンツ販売事業でも、市場を主導していきたい」と、意気込みを語った。

 同サービスの特徴は、利用者が携帯電話の事業者(キャリア)を変更しても、同じコンテンツを使い続けられるようにしたこと。キャリアを変更しても同じ電話番号を使い続けられる制度「番号ポータビリティ」が来秋にも始まることをにらんでのことで、同社は「コンテンツ・ポータビリティ」と呼んでいる。

 番号ポータビリティが施行されて利用者がキャリアを変更すると、それまで携帯電話にダウンロードしていた待ち受け画像や着信メロディ、ゲームといったコンテンツは、変更後の携帯電話では使えなかったり、購入し直さなければならなくなる恐れがある。ヤフーでは利用者の購入履歴を基に、利用者がキャリアを変更しても同じコンテンツを再購入することなく、ダウンロードできるようにした。

 同社の川邊健太郎サービス統括部プロデューサーは、「番号ポータビリティが施行されると、携帯電話の利用者のうち17%が移行を希望しているという調査もある。数百万人規模の利用者が流動化する可能性があるわけで、コンテンツ・ポータビリティを備えた配信サービスには、大きなビジネス・チャンスがあると考えた」と話す。「施行までにまだ一年近くあるが、なるべく早めにコンテンツ・ポータビリティを周知させたい」(同)。

 サービス開始当初は、ゲームや占い、電子書籍、待ち受け画像、ニュースなど、59社120種類のコンテンツを販売する。今後は販売するコンテンツを拡充するとともに、2006年内をメドにパソコン向けにも同様のコンテンツ販売サービスを開始する予定だ。