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 F5ネットワークスは10月13日、同社が販売する負荷分散装置「BIG-IP 6400/6800(写真)」の追加モジュール「BIG-IP アプリケーションセキュリティモジュール(ASM)」を発表した。ASMは同社が提供するWebアプリケーション・ファイアウォール「TrafficShield」をベースに作られたソフトウエア。ファイアウォールが監視するTCP/IPのパケットではなく、HTTPのパケットを監視し不正なデータを遮断できる。ASMを利用すればcookieデータを不正に入手するクロスサイト・スクリプティングや外部から不正なSQL文などを入力してデータベースを操作するSQLインジェクションなどを防げる。

 BIG-IPが搭載するOS「TM/OS(Traffic Management/OS)」は、帯域制御や負荷分散、SSLアクセラレーションなどの機能がある。発表したモジュールで、Webアプリケーション・ファイアウォールの機能も追加できる。すでにASMは、BIG-IPが搭載するTM/OSのバージョン9.2にあらかじめ組み込まれており、ライセンス・キーを入力すれば利用可能である。ティム グッドウィン代表取締役社長は、最近の傾向として「不正侵入検知(IDS)やファイアウォールだけでは防せげないWebアプリケーションへの攻撃が増えている。日本でも地銀やECサイトがダウンしたように、これから攻撃は増えるだろう」と警告する。

 価格は、追加モジュールであるASMが115万5000円から。BIG-IP 6400/6800本体の価格は6400が875万円から、6800が1249万円からである。BIG-IPの搭載チップが異なるローエンド・モデル「BIG-IP 3400」にも来年6月までに対応予定。さらに下位のBIG-IP 1500は「処理能力などから検討中」(F5ネットワークス)という。