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NTTコミュニケーションズの和才博美社長
NTTコミュニケーションズの和才博美社長
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 「日経コミュニケーション20周年記念フォーラム」では和才博美・NTTコミュニケーションズ社長が「ユビキタスブロードバンド社会の実現に向けて」と題して特別講演した。

 和才社長はまず光ブロードバンド・サービスの普及について「まだしばらくの間ADSLのシェアが伸びるが,2008年にはFTTHが凌駕する」と予測。今後は家庭やオフィスが使うアクセス回線の主流になると訴えた。その上で,グループ会社のNTTドコモが7月に発売した無線LAN対応FOMA「M1000」を引き合いに,すでに端末側でも複数のブロードバンド回線を使い分けられるようになっていると指摘。「個人的には電力線通信に期待しており,光回線や携帯電話,無線LANと合わせて家庭・オフィス内がすべてブロードバンド化される」とし,それらの回線を1台の端末で使えるようになるFMC(固定通信・無線通信の融合)や,通信と放送の融合サービスに対する意気込みを語った。

 また和才社長は講演の中で,「30数年前になるが黎明期のモバイル通信に携わっていた。当時はポケットベルが200gと重く,毎日充電しながらでなければ使えなかった。自動車電話サービスの初期試験も担当したが,端末はスーツケース大で15kgもあった。そのころから比べると隔世の感がある」と,自身が体験したデジタル革命のインパクトを振り返った。