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 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは10月20日、テスト・ツールの新版「Mercury LoadRunner 8.1」を発売した。システムに負荷をかけて性能を検証する基本機能は変わらないが、ユーザー・インタフェース(UI)を改良したり、性能問題が発生している部分を特定しやすくする機能を備えた。

 UIを改良した狙いは、初心者層の取り込みだ。前版(LoadRunner 7.8)までは、テスト手順を記述するテスト・スクリプトが読めなければ使いこなせなかった。新版(8.1)では、画面上に操作手順の解説を表示し、それを読みながら対話的にテスト・シナリオを登録したり、テスト内容を確認できるようにした。テスト内容が分かるよう、シナリオに沿ってアプリケーションの画面遷移も表示する。

 「テスト作業の約8割の時間は、テスト・シナリオの作成に割かれている。新入社員やアルバイトでもテスト・シナリオを作れるようになれば、テストにかかる時間やコストを大幅に削減できる」(岡崎義明プロダクト・マネージャー)。

 性能問題が発生している原因をすぐに把握できるよう、性能診断ツール「Mercury Diagnostics」との連携機能を備えた。LoadRunner単体ではシステム全体の応答速度程度しか把握できないが、診断ツールを組み合わせて使えば、プログラム・レベルで応答速度などを把握できる。

 例えば、J2EEで開発したシステムでは、Javaのインスタンスやクラス、メソッド、SQL文ごとに応答時間を把握できる。負荷テストの結果(グラフ)を見ながら、応答速度が遅い部分をクリックしていくだけで問題箇所にたどり着ける。「直感的に操作できるため、問題箇所を特定する時間を短縮したり、問題箇所の見落としを防げる」(同)。J2EEやADO.NETで開発したシステムのほか、パッケージ・ソフト(SAP、Oracle、Siebel)でも内部メソッドごとに応答時間を把握できる。

 LoadRunnerの価格は380万円から。性能問題を特定するDiagnosticsは1CPU当たり128万円から。これらの製品を複数ライセンス使う企業のために、LoadRunnerとDiagostics、設定情報や利用状況を一元管理できるツールをセットにした「Mercury Performance Center」(3200万円から)も同日発売した。