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 沖電気工業の関連会社である沖電気ネットワークインテグレーション(OKINET)は10月24日,WANを介したファイル・アクセスを約10倍高速化するWAN高速化製品の出荷を開始したと発表した。

 OKINETが発売したのは,マクニカネットワークスが日本総代理店として取り扱う米ディスクサイト社製のWAN高速化製品。センター拠点側に「BranchPort」,各拠点に「RASEシリーズ」をそれぞれ設置する。両機器は独自プロトコルで通信することで,WANを介した通信で発生する伝送遅延の影響を抑制。高速通信を実現する。

 WANを介したファイル・アクセスが高速になれば,エンドユーザーの使い勝手を損わずに各拠点のサーバーをセンターに集約させやすくなる。結果,セキュリティ対策や運用管理の負荷の軽減が図れる。

 製品の価格は,センター側のBranchPortが368万1300円から。拠点側のRASE1000が156万4500円から。センター側機器は接続拠点数など,拠点側機器は拠点内の端末台数などにより価格が変わる。

(島津 忠承=日経コミュニケーション