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ZENworks 7 Linux Managementの管理画面
ZENworks 7 Linux Managementの管理画面
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 ノベルは2005年10月26日、Linux向けインベントリ管理/ソフト配布ソフトの新版「ZENworks 7 Linux Management」を出荷した。ソフトウエア構成イメージを一斉配布したりソフトウエア構成をLinux機のグループに応じて使い分けるなど「大量のLinux機を管理する企業に向けた機能を強化した」(プロダクトマーケティングマネージャの古井洋司氏)。市場推定価格は管理対象となるLinux機1台当たり1万9000円(税抜き)。

 同ソフトの中核はソフト配布機能である。新版での主な機能強化点は以下の通り。(1)ある時点でのソフトウエア構成をイメージ・ファイルとしてアーカイブ/リストアする機能を付けた。災害時の復旧やソフト環境の一斉配布などで利用できる。(2)管理対象のLinux機群を、それぞれポリシーの異なる複数のグループに分けて管理できるようにした。

 (3)インベントリ情報を収集して管理できるようにした。ログ出力機構であるsyslogがmessagesファイルに吐くシステム・ログをリアルタイムに監視し管理画面上に警告を出すなど、SNMP管理に似た使い方ができる。(4)管理対象機を遠隔操作するため、遠隔操作ソフトVNCとVNCのJavaコンソールを付加した。

 中核となるソフト配布機能には大きな変更はない。管理サーバーから管理対象となるLinux機に対して、OSのパッチやアプリケーションを遠隔インストールする。従来は1台1台のLinux機に対して個別にインストールしていた作業を代行し、運用負荷を低減する。ある時点のソフトウエア構成に環境を戻すロールバックも可能である。

 遠隔インストール可能なアプリケーションは、Red Hat系Linuxの配布パッケージ形式であるRPMファイルである。パッケージが必要とする別のパッケージの依存関係を再帰的(リカーシブ)に調査して、必要に応じて別のパッケージを自動的にインストールする。RPMはもともと1段階までの依存関係に対応しているが、ZENworksは依存関係が多段階になっていても再帰的にすべて調査する。

 実際にパッケージを送り込んでインストールする前の段階で、管理データベースを元にパッケージの依存関係を洗い出す仕組みである。管理対象のLinux機にインストール済みのパッケージが何であるか、あるバージョンのパッケージがどのパッケージに依存するかといった、インストール時に必要な情報はすべて、管理サーバーのリポジトリ・データベースで管理する。

 RPMファイルのほか、パッチの適用、任意のファイルの配布と上書きが可能である。サーバー・ソフトの環境設定ファイルやネットワーク環境設定ファイルなど、複数のLinux機に共通する設定ファイルを一元管理できる。

 稼動環境は以下の通り。管理サーバー・ソフトの稼動OSは、Novell SUSE Linux Enterprise Server 9。管理対象となるLinux機はRPMを利用可能なRed Hat系OS。ノベルが動作を保証するOSは、Red Hat Enterprise LinuxとNovell SUSE Linux、Novell Linux Desktopである。