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OSDL ChairmanのRoss Mauri氏
OSDL ChairmanのRoss Mauri氏
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 「OSDL(Open Source Development Labs)という名称の変更も検討した」---OSDL ChairmanのRoss Mauri氏は10月27日,記者会見での質問に答え,同団体の名称変更を検討していたことを明かした。

 名称の変更を検討した理由は,OSDLの活動内容が変化しているためだ。2000年の設立当初,OSDLはLinuxなどのオープンソース・ソフトウエアを,大規模システムでテストするためのサーバー環境やツールの提供を主な活動としていた。その後2003年にはLinuxの開発に専念できるようLinus Torbalds氏をフェローとして招聘したり,2004年には米SCO Groupの訴訟に対しLinuxユーザー企業を支援する基金を設立したりするなど,活動範囲は広がっている。

 OSDLは今週日本で初のボード・ミーティング(理事会)を行ったが,そこでは活動方針の基本となるLinuxの課題として,技術のほか,マーケティング,法律における問題が議論されたという。技術面における課題とはデバイス・ドライバやカーネル・デバッガの整備,マーケティング面ではシステム・インテグレータやユーザー企業からの要望のヒアリングと優先度付け,法律面では策定が進んでいるGPL 3.0へ向けた論点や要望の整理などだ。

 名称変更を検討したのは約1年前,OSDLの再ブランディングを行った際だ。議論の末「Labは我々にとって重要な基礎。また現在はLinuxが中心になっているとしても,オープンソース・ソフトウエア全体にかかわっていく」(OSDL CEO Stuart Cohen氏)として名称の存続が決まった。「現在は変更する計画はない」(Mauri氏)という。