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 革新的なx64プラットフォームを作ったマイクロプロセッサ・メーカーの米Advanced Micro Devices(AMD)が,ようやくチップ・メーカーの巨人である米Intelから市場を奪い始めている。2005年の第3四半期でIntelの市場占有率(シェア)は1.4ポイント落ちて80.8%になった。一方,AMDのシェアは16.2%から17.8%に増えた。

 つまりAMDがIntelに迫ったことを示すが,一方で市場から消えようとしている米Transmetaからも明らかにいくらかのシェアを奪ったことになる。1.6%のシェア拡大はそれほど多いと思わないかもしれないが,これはハードウエア市場での出来事だということを肝に銘じなければならない。この市場は,最近数年全く動きがなかったのだ。だから,AMDのシェア拡大はここ数年でIntelから奪った最大の成果なのである。

 予想よりも好調だったAMDの四半期の業績と逆に冴えなかったIntelのそれを,この情報とを考えあわせると,何かすごい事態が起こっているのだと分かる。AMDがこの四半期の小売店におけるデスクトップPCの販売で,Intelを上回る販売実績を上げたかもしれないと考えると,そのすごさがより鮮明になってくる。