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 マイクロソフトは11月1日、技術認定制度「MCP」を改定し、新資格を取得するための試験を2006年春から順次開始することを発表した。米マイクロソフトが10月25日に発表した、MCPの大幅改定を受けたものだ(関連記事)。資格体系や日本での試験開始時期のほか、資格取得方法や現行試験からの移行方法、受験料などが明らかになった。

 新しい資格区分は、米マイクロソフトが発表したものと同じ(発表資料)。マイクロソフト製品や技術の専門家としての知識を認定する「テクノロジー シリーズ」、マイクロソフト製品を使ったシステムの設計や管理、運用などに関する知識を認定する「プロフェッショナル シリーズ」、そしてアーキテクチャ策定や情報化構想の立案に関するスキルや知識を認定する「アーキテクト シリーズ」の三つ。

 これら職種別の三つの各階層に、複数の専門分野がある。例えばプロフェッショナル シリーズには、データベース管理者向けの「Database Administrator」、データベース設計者向けの「Database Developer」、ビジネス・インテリジェンス・システムを設計するための「Business Intelligence Developer」がある。

 プロフェッショナル シリーズの各資格を取得するには、テクノロジー シリーズの資格を取得している必要がある。例えばプロフェッショナル シリーズのDatabase Administratorを取得するには、テクノロジー シリーズの「SQL Server 2005」に合格し、さらに規定の2試験に合格する必要がある。

 マイクロソフトは既存のMCP資格取得者が比較的容易に新資格を取得できるよう、一部の試験を免除する「アップグレードパス」を用意した。例えば、データベース管理者向けの「Database Administrator(MCDBA)」をすでに取得していれば、二つの試験に合格するだけで、プロフェッショナル シリーズのDatabase Administratorを取得できる。

 現行のMCP資格のうち、現時点で試験が一部免除されるのはMCDBA、MCSD、MCADの三つ。「新資格がスタートした後も、現行資格は失効しない。今後はアップグレードパスを増やすことも検討している」(森田益成マーケティング本部マイクロソフトラーニング部長)。テクノロジー シリーズとプロフェッショナル シリーズの受験料は現行の試験と同じで、1試験当たり1万5000円。

 一方、アーキテクト シリーズの認定がスタートする時期は、現時点では未定だ。「アーキテクト シリーズは単純な選択式試験ではなく、高度な知識とスキルを備えた専門家による面接や、論述試験の審査など、厳格なプロセスが必要になる。面接を担当する専門家の人選などを慎重に進めている」(森田部長)ためである。